自民・石破新総裁　党首討論後の早期解散の可能性を示唆「早ければ早いほうが良い」

自民党の総裁選で、石破元幹事長が5回目の挑戦で初めて勝利しました。石破氏は臨時国会で野党との党首討論を行い、早期に解散総選挙を行う可能性を示唆しました。

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「よって、石破茂君をもって当選者と決しました」

9人が立候補した自民党総裁選は決選投票にもつれ込み、石破氏が高市経済安保担当大臣を破って新総裁に選出されました。

石破氏は67歳、鳥取県出身の総理大臣が誕生するのは初めてです。

石破氏は会見で、自民党の4役人事を今月30日までに、組閣を10月1日に行うとしました。

また、能登半島の災害対応には予備費で対応するとし、野党側が求める補正予算案の編成には否定的な考えを示しました。

自民党　石破 茂 新総裁
「新体制になったのだから国民のご審判を仰ぐ時期は、早ければ早いほうが良いと私は思っている」

解散総選挙について石破氏はきのう夜、BSーTBSの番組でこのように話し、衆議院を早期に解散する考えを示しました。

石破氏はこれまで、解散の前に野党との論戦を行うことで「国民に判断材料を与えるべき」と主張してきましたが、論戦の場は野党が求めている予算委員会ではなく、「党首討論も選択肢の一つ」と語りました。

立憲民主党 野田代表
「がっぷり四つに組んでどっちが押し切るか、そういう論戦をぜひやってみたい」

これに対し、立憲民主党の野田代表は政治とカネをめぐる問題などについて「しっかりと国会でただしていく」と強調しました。