先日も舌肥で紹介したオロナミンCが贈る昭和レトロ風アニメ『社会人用語は突然に』(特設サイトと大塚製薬公式YouTubeにて9月25日から公開中)。先輩・後輩の会話のすれ違いを生み出す“すれ違い社会人用語”の実態をコミカルに描いたこのアニメは、「職場における世代間コミュニケーションのすれ違い」を楽しく解消し、世代間のつながりをより活発にすることを目指して、10月の内定式を控えたこのタイミングで公開されたという。今回は、全15話からなるアニメの詳細を入手したので紹介しよう。
声優には津田健次郎さん、綾坂晴名さんを起用!
世代間すれ違いアニメ『社会人用語は突然に』には、テーマになる社会人用語によって先輩男性社員&後輩男性社員のふたり、もしくは先輩女性社員&後輩女性社員のふたりが登場する。そして、すれ違い続ける「先輩社員」と「後輩社員」をそれぞれ一人二役で熱演したのが声優の津田健次郎さんと綾坂晴名さん。津田さんと綾坂さんの出演バージョンは今年12月24日(火)までの3カ月限定なので、早めにアクセスして視聴しよう!
<津田健次郎さん演じる二人の男性社員>
声優 津田健次郎さん プロフィール
6月11日生まれ。大阪府出身。声優・俳優。声優として『ラーメン赤猫』『呪術廻戦』ほか多数のアニメ作品、多ジャンルの洋画吹替・ナレーションを担当。またドラマ『西園寺さんは家事をしない』、『映画 マイホームヒーロー』ほか俳優としても広く活躍。
<綾坂晴名さん演じる二人の女性社員>
声優 綾坂晴名さん プロフィール
9月9日生まれ。東京都出身。特技はラーメン作り。10月から放送開始のアニメ『妖怪学校の先生はじめました! 』歌川国子役で初のレギュラー作品に出演。そのほかアニメ『ラーメン赤猫』マユ役、 ゲーム『Project:;COLD 2.0 ALTÆR CARNIVAL』日下部祥子役などを務める。
<キャラクター相関図>
声優 津田健次郎さんインタビュー
Q. 撮影を終えた感想は?
色々なバージョンの社会人用語がたくさん入っていますが、これって今の若い世代の皆さんには伝わらないやつなんだ!みたいなものにちょっとびっくりしながら、若いスタッフの皆さんと色々試しつつ収録できて楽しかったです。
Q. 津田さんがよく使う社会人用語は?
今回は職業柄使うシチュエーションがないものが多かったです。何かの企画を自分らでやる時に、手弁当で…みたいなのは聞いたことがあるかな。あとは、テレコぐらいですかね。「この言葉、テレコになってますね」みたいな感じで使うときがあります。
Q. 声優としてどんな点を工夫して撮影にのぞみましたか?
二役やるので、なるべく明確にどちらが喋っているかがわかるようには意識しつつ、お笑いの部分を丁寧に、ちょっと慎重に。スタッフの皆さんと相談しながら作った感じです。
Q. 世代間のすれ違いについて感じることは?
僕サイドが感じるよりも、若い世代の皆さんの方が感じていらっしゃるような気がするんですよね。なので、なるべくすれ違わないようにたくさんコミュニケーションを取ることができればな、なんて思っていたりします。暑苦しくない程度に。若い世代の皆さんのことは興味津津です(笑)
Q. 世代を超えてコミュニケーションする時に意識していることありますか?
僕のほうが先輩の可能性が高いので、あまり圧にならないように。心情をわかりながら。でも気を遣い過ぎるとそれはそれでつまらないので気を遣いすぎずにといった意識はしています。
Q. 動画を見る方へメッセージをお願いします。
一本一本が非常に短いので、休憩時間にサクッと見ていただけたら。そしてオロナミンCを飲んで、元気ハツラツに色々と頑張っていただけたらなと思います。
全体監修は「三省堂国語辞典」の編集委員・飯間浩明さん
飯間浩明さん プロフィール
1967年生まれ。香川県出身。早稲田大学第一文学部卒。同大学院博士課程単位取得。国語辞典編纂者。『三省堂国語辞典』編集委員。著書に『辞書を編む』『日本語はこわくない』など。
飯間浩明さんのコメント
社会に出て仕事につくと、職場の聞きなれない用語に戸惑う人も多いのでは。ビジネスの場で世代間のすれ違いを引き起こすこともある用語を、ここでは「すれ違い社会人用語」と呼ぶことにします。勘違いしてしまうこともあるけれど、うまく使えば、かえって業務やコミュニケーションを円滑にしてくれます。今回の動画では、そのうち主な用語をピックアップし、ビジネスシーンでの使い方をストーリー形式で解説します。若い世代だけでなく、上司・先輩世代にも役立つはず。十分に意味を知っておけば、相手の言うことを理解し、また、相手に伝わらないときに補足することができます。職場全体のコミュニケーションがよりスムーズになるでしょう。
昭和レトロタッチのイラストは世界各国で活躍するchao!さんが担当
chao!さん プロフィール
アメリカ・ヨーロッパ・アジアなど世界各国の企業のアートワークを手がけるほか、日本ではファッションブランドやカフェ、ミュージシャンなどとコラボレーションをしている。
『社会人用語は突然に』全15話アバンタイトル
(上段左から)第1話「一丁目一番地」/ 第2話「鉛筆なめなめ」/ 第3話「行って来い」/ 第4話「アゴアシ付き」/ 第5話「ガッチャンコ」
(中段左から)第6話「ガラガラポン」/ 第7話「手弁当」/ 第8話「えいや」/ 第9話「よしなに」/ 第10話「空中戦」
(下段左から)第11話「丸める」/ 第12話「握る」/ 第13話「ネゴる」/ 第14話「テレコ」/ 第15話「全員野球」
“すれ違い社会人用語”をひも解く特設サイト&会社で使えるPDFも公開
YouTubeだけでなく、特設サイト(https://www.otsuka.co.jp/orc/syakaijinyougo/)も“すれ違い社会人用語”について学べるような仕組みに。また“すれ違い社会人用語”の意味や使い方、陥りやすいすれ違いについてわかりやすく解説したPDF資料も無料でダウンロードできるので、先輩後輩問わず、コミュニケーション促進のためにも活用しよう!
9月25日の公開日に、さっそくYouTubeで15本まとめ動画を視聴した記者だが、結局「えっ?マジでこれわからないの?あらら、これも?」と若い人に伝わらない用語の数々に最初から最後まで唖然としてしまった。50代半ばの記者にとって、この全15話で取り上げられた用語はどれも慣れ親しんだもの。別に会社員じゃなくても、日本で生まれ育った成人なら理解していて当然だと思っていたが、どうやらそうではなさそうだ。でもこれは理解できていない若い人が悪いのではない、誰もがわかっていると信じて疑わなかった我々中年に非があるのではなかろうか。とにかく「伝わらない」と嘆くより、これからは伝わるようにあらかじめ説明するのが肝要だ。そのためにも、世代間すれ違いアニメ『社会人用語は突然に』を何度も観て、どんな用語が伝わらないのかを把握し、ダウンロード可能なPDF資料を活用して用語の意味を説明することを実践しようと思う。