北朝鮮の金正恩総書記の妹・与正氏は韓国の「国軍の日」の式典について、「虚しい茶番劇だった」とする談話を発表しました。
北朝鮮の金与正氏は3日、朝鮮中央通信を通じて発表した談話の中で、韓国で1日に行われた「国軍の日」の式典を「野良犬の群れが小川を渡ったような虚しい茶番劇」と評しました。
式典でアメリカ軍の戦略爆撃機「B-1B」が飛行したことについては、「韓国の軍統帥権者と陸・海・空軍が丁重に立ち並んで敬意を表する姿は植民地韓国でのみ演出できる名場面」と揶揄しました。
また、韓国軍が最新型の弾道ミサイル「玄武5」を初めて公開したことについても、「力の対決で負けないことを焦って示そうとしても、核保有国に対しては稚拙な行為だ」と非難しました。
そのうえで、アメリカとの同盟を重視する韓国に対し、金正恩総書記が「万一の場合には、手中の全ての攻撃力を躊躇することなく使用する立場を再宣明した」としています。