今年4月から「海外の食を成城石井で楽しもうプロジェクト」を推進している成城石井が、台湾をテーマにした「お茶と楽しむ台湾グルメフェア」を10月4日(金)より開催中。ホテルやレストランで研鑽を積んだ「成城石井セントラルキッチン」のプロの料理人が作る成城石井の自家製惣菜は、普通のスーパーのお惣菜とは一線を画すと評判だが、今回のフェアでも「そこまでやるか?」と驚くほどのこだわりぶりを発揮。本場台湾の調理法や素材を大切にしながらも、日本人の味覚に合うように絶妙なアレンジが施されたメニューの数々は、スーパーのお惣菜の枠を遥かに超えたものに。フェア期間中に好評だったメニューは、そのまま定番商品になることもあるそうなので、お気に入りを見つけたら、SNSや口コミで広めて人気商品にしてみてはいかが。
台湾の屋台で人気の肉まんじゅう
胡椒が効いた豚肉の餡を生地で包んだ、台湾の屋台料理で人気の肉まんじゅう「胡椒餅」。昨年販売した同商品を、今回のフェアにあわせてリニューアルし、より本場に近い味わいに進化させ、サイズも現地のサイズに近くなって新登場。従来の薄めのビスケット生地から、発酵させた生地を一度蒸してからオーブンで焼き上げる製法に変更し、肉だねは国産豚ひき肉、青ねぎ、長葱を入れて五香粉が程よく香る味わいに。食べる前にオーブントースターで温めると、外はカリッと中はふわっとした食感になって美味。
蒸してから焼くことで生地はふっくらに。その中には肉だねがぎっしりと詰まっている。
台湾の定番料理といえば、やっぱりコレ!
甘辛いタレで煮込んだ豚バラ肉を白米の上に盛り付けた、台湾の定番料理「魯肉飯(ルーローハン)」。お箸ですっとほぐれる柔らかさの角煮は、八角の風味をアクセントに淡口醤油・たまり醤油・特選醤油の3種類の醤油を使用した自家製のタレに豚バラ肉を漬け込み、3時間コトコトと煮込んだもの。そして角煮の塊とほぐしたものの2種類をのせることで、お肉のボリューム感は2倍に。トッピングには自家製の煮玉子と、台湾でも日常的に食べられる高菜。角煮の塊+ご飯、ほぐした角煮+ご飯でもいいし、2種類の角煮をいっぺんに食べてもいいし、いろんな食感を試してみて。
びっくりするほど出汁が効いたスープが美味
台湾の屋台などで親しまれている汁入りの麺料理「担仔麺(タンツーメン)」。スープの約半分は干し椎茸の戻し汁で、驚くほど出汁が効いているのにあっさりとしていて、さらに醤油やナンプラーなどを加えることでコクもプラスされた絶妙な味わいが特徴だ。麺の上には肉そぼろや海老、にら、もやしなどをトッピング。また日本人でも食べやすいように調整された五香粉が、気分を台湾へと誘ってくれる。
成城石井の定番台湾メニュー
国産小麦を使用した半月型の白い蒸しパンで自家製角煮と高菜をサンドした「濃厚角煮の台湾バーガー」は、定番商品として店頭でも大人気。口に入れるとホロっと崩れるほど柔らかい角煮には、3種の醤油をベースに八角の香りがアクセントのタレを使用。お子様からお年寄りまで、幅広い世代が楽しめる台湾グルメだ。
自分へのご褒美にもおすすめの台湾スイーツ
透き通った金色と花のような香りが特徴の台湾凍頂烏龍茶のゼリーに、パイナップル、オレンジ、キウイの3種類のフルーツを加えることで甘みと酸味をプラス。さらにジャスミンゼリーを組み合わせることで爽やかな味わいが楽しめる、台湾フルーツティー(水果茶)をイメージしたデザート。2種類のゼリーが口の中で奏でるハーモニーは絶品。特筆すべきは、ゼリーの中に忍ばされたフルーツの大きさとフレッシュさ。まるで切ったばかりかと思ってしまうほどみずみずしく、また口の中がいっぱいになりそうなほども大きさがうれしい。
みんなでつまむのにちょうどいい、角煮が入った魯肉饅
濃口、淡口、たまり醤油の3種類の醤油と成城石井オリジナル出汁に、程よく八角をきかせてじっくり煮込んだ角煮を使用した「台湾魯肉饅(台湾ルーローまん)」。8個入りと数も多めなので、ちょっとしたみんなの集まりやティーブレイクにもピッタリ。
たっぷりのジャムがうれしい
甘さ控えめのパイナップルジャムをアーモンドとバターを使用した香り豊かな生地で包んで焼き上げたパイナップルケーキ。生地の中に詰められるギリギリの量まで入れられた自家製のパイナップルジャムは、爽やかな甘みとほどよい酸味を感じられる味わい。
台湾グルメフェア後半は10月16日(水)から
「お茶と楽しむ台湾グルメフェア」の後半は10月16日(水)スタート。片栗粉の皮でお肉の餡を包んで蒸した「成城石井自家製 台湾肉圓(タイワン バーワン)」や、台湾風チキンライス「成城石井自家製 鶏肉飯(ジーローハン)」などが登場だ。そちらもお楽しみに!
ティーバッグ7銘柄、ペットボトル飲料2銘柄の台湾茶をラインナップ
ティーバッグの商品は、ティーバッグそのものを台湾現地から原料として自社輸入して国内でパッケージング。原料の茶葉は、リーフティーと同じ茶葉「フルリーフ」を使用。大きな茶葉からしっかりと味わいが出るように抽出効率の良い三角ティーバッグの仕様に。マグカップで手軽に淹れても、リーフティーと同様の味わいが楽しめる。
「お茶と楽しむ台湾グルメフェア」のタイトルにもある通り、今回のフェアで料理と同じくらい重要な位置を占めているのが『台湾茶』だ。だが、日頃からコーヒーや紅茶についてはうるさい記者は中華系のお茶が少々苦手で、これまでもできることなら飲む機会を避けてきた。というのも薬草を煎じて飲んでいる感じがダメだったのだ。ところが、今回のフェア直前に行われた試飲試食会で出された台湾茶の器を覗いた時、ハタと気がついた。差し出された器の中にある台湾茶は、ジャスミン茶、凍頂烏龍茶、台湾鉄観音茶とどれをとっても透き通っている。片や記者がこれまで自分で淹れて嫌々飲んでいたのは、白いTシャツを漬けたら黒いTシャツになりそうなくらいドス黒かった。そう、淹れ方を間違っていたのだ。これまでの茶から漂っていたのが臭いだとしたら、目の前にある茶からは香りが漂っている。味もフルーティーな感じで、茶葉によって微妙な違いがわかるくらい繊細な味わいだ。ある程度の年齢の人なら共感してもらえると思うが、おそらく80〜90年代頃、頻繁にテレビで流れていた烏龍茶のCMが「濃い烏龍茶が正義」みたいな潜在意識を記者に植え付けていたのが原因だろう。これを機会に、コーヒーや紅茶だけでなく、台湾茶など中華系のお茶にも触手を伸ばすことになりそうだ。