『犬が悲しい顔で見つめてくる理由』についてまとめました。犬にも悲しいという感情があり、見つめることで伝えようとしています。優しい気持ちで接し、犬が安心できる対応をすることが大切です。
犬が「悲しい顔」で見つめてくる理由
愛犬が静かにしていると思ってふとみると、なぜか「悲しい顔」をしているときはありませんか。
とくに悲しませるようなことはしていないはずなのに…と不思議に感じて心配にもなりますよね。
そこで今回は、犬が「悲しい顔」で見つめてくる理由について解説します。悲しい顔の理由を理解することで、愛犬の要求にもっと速やかに応えられるかもしれません。
1.お留守番だと知って悲しんでいる
飼い主が出かける準備をしているとき、「私はお留守番なのか…」と、悲しい顔で見つめてくることがあります。
愛犬は、飼い主が仕事へ行こうとしているのか、お出かけに行こうとしているのか、その違いが分かります。服装の違いで察知することもあれば、飼い主の雰囲気で察知することもあります。
仕事ではないと分かり、「もしかしたら自分も一緒に連れて行ってもらえるかもしれない」と、少しの期待する気持ちがあったのでしょう。
しかし、お留守番だと分かったとき、悲しい顔で見つめてくることがあります。飼い主の後をトボトボとついて回るときの表情も悲しそうです。
2.体の調子が悪い
体の調子が悪いとき、犬が悲しい顔で見つめてくることがあります。
不快感や痛みがあり、不安になっているのではないかと思います。悲しい顔で見つめる愛犬に声をかけると、体をくっつけたり、スリスリしたり、抱っこされたがるなどすることがあります。
(甘えたかったのかな?)とも感じられる仕草ですが、次のような症状があるときは、愛犬の様子をじっくり観察し、動物病院へ行くことも検討しなければなりません。
- 手足をひきずって歩く
- ごはんを食べない
- お水を飲まない、または大量に飲む
- 嘔吐や下痢をする
- 吐こうとするけど何も吐き出されない
- 何度もトイレに行くけど出ない
ソファーなどの高い場所から飛び降り、怪我をした可能性はありませんか。おもちゃを飲み込んでしまった可能性はありませんか?
季節の変わり目は、犬も体調を崩しやすいです。たとえ軽い症状でも、いつもは見られない症状があるのであれば、動物病院で早めの治療を受けた方が悪化させず、苦しまずに済むでしょう。
3.トイレを我慢している
犬がトイレを我慢しているとき、悲しい顔で見つめてくることがあります。
室内でトイレをする場合、シートが汚れていることに飼い主が気づかず、何時間も我慢していたのではないでしょうか。
外でトイレをする場合、まだお散歩の時間ではないことを分かっているけれど、トイレがしたくなり、そろそろ我慢の限界なのではないでしょうか。
悲しい顔で見つめてくるのは、「トイレに行きたいよ!」と騒ぐよりも、元気がないような悲しそうな表情をした方が、飼い主が心配してくれる、気づいてもらえる可能性が高い、と考えているからかもしれません。
4.お散歩に行けないと分かったから
犬がお散歩に行けないと分かったとき、悲しい顔で見つめてくることがあります。
犬は、音やニオイで雨が降っていることが分かります。小雨ならレインコートを着てお散歩に行く、大雨ならお散歩には行けない、という違いも分かります。
「今日はお散歩に行けないの?」と、飼い主のことを悲しい顔で見つめて問うのです。
「行けないよ」と言われれば、また悲しい顔をして、ケージやベッドに戻って行きます。「小雨になったら行こうか」と言われれば、少し期待して、パッと明るい表情になります。
どちらの対応をするべきなのか、迷われるのではないでしょうか。小雨にならなければ、お散歩に行くことはできず、無駄に期待させてしまっては、さらに悲しませてしまうからです。
まとめ
犬が「悲しい顔」で見つめてくる理由を解説しました。
- お留守番だと知って悲しんでいる
- 体の調子が悪い
- トイレを我慢している
- お散歩に行けないと分かったから
犬にも「悲しい」という感情があります。期待していたことが外れて悲しいこと、仲間を失って悲しいことなど、「喪失感」と言える感情です。
悲しい顔で見つめるのは、飼い主に伝えたい気持ちがあるからでしょう。様々な可能性を考え、言葉をかけてみましょう。犬の気持ちに近い言葉をかけたとき、犬の表情に変化が見られるはずです。
耳の動き、しっぽの動きなど、犬の仕草や行動にも注目してみると、より犬の気持ちが読み取りやすくなると思います。
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