犬が自分の体をかいている4つの理由 隠された心理や配慮してあげるべきこと

2024-10-07 11:00

犬が体をかくのは痒みを感じているときだけではありません。この記事では、犬が自分の体をかく理由とその裏に隠された心理、飼い主さんが配慮してあげるべきことまで、まとめてご紹介します。

犬が自分の体をかいている理由

体をかく柴犬

犬が自分の体をかくのは、かゆみを感じているときだけではありません。実はさまざまな理由で体をかいてしまうことがあります。

そこで今回は、犬が自分の体をかいている理由について解説します。その裏に隠された心理を理解し、飼い主さんが適切に配慮してあげられるように確認しておきましょう。

1.痒みや違和感を感じている

犬は体のどこかにかゆみや痛み、違和感を感じていると、その箇所をよくかくようになります。「舐める」「かじる」「床に擦りつける」など、様々な方法で痒みを解消しようとする行動をとります。

耳の中がかゆときには、耳の根元付近を後ろ足でかいたり、頭をブルブルと振る仕草もよくみられます。

また、犬の皮膚トラブルはよく発症する疾患であり、アレルギーやアトピーの症状、細菌や寄生虫感染が、かゆみ発症の主な理由です。

愛犬が体をかく頻度が多いなと感じたときは、まずはかゆがっている箇所を確認しましょう。赤く炎症していたり、かきむしることで出血するなど異変があれば、すぐに動物病院を受診してください。

2.構ってほしい

(最近自分の目の前でよく体をかくなぁ…)と感じる場合は、あえて飼い主さんの前でそのような行動をとっている可能性があります。「見て見て!」と注目させ、構ってほしいのです。

愛犬が頻繁に体をかいていると飼い主さんは心配ですよね。「大丈夫?」「どこか痛い?」と声をかけたり体を触ったりするはずです。すると『体をかく=構ってもらえる』と誤解して学習してしまい、同じ行動を繰り返すようになるのです。

愛犬がいつも通り元気で体に異変がないのに、体をかく頻度が多いと感じるときには日頃のスキンシップが十分か振り返ってみてください。愛犬からの「寂しい」のサインかもしれません。

3.ストレスを感じている

前述した理由以外にも、犬は自分の体をかくことがあります。それは「カーミングシグナル」と呼ばれるボディランゲージのひとつです。

カーミングシグナルとは、犬がストレスや不安を感じたときに自分を落ち着かせるために行う仕草のことです。体をかくこと以外にもあくびをする、体をブルブル振るなど多様なサインを出します。

飼い主さんに怒られたストレスから体をかくこともあります。叱っているときにこのような態度を見ると「反省していない!」と思うかもしれませんが、これは犬からの『もうやめて』のサインです。愛犬の様子をよく観察してあげてください。

4.敵意がないと伝えている

犬のカーミングシグナルは、ストレスから自分を落ち着かせるためだけではなく、対象となる相手に敵意がないことを伝える意思表示の行動でもあります。相手にも「落ち着いて」と伝えようとするのです。

初めて会う犬にも「ボクはキミに敵意はないよ!安心して」と自分の意志を伝える手段として体をかくことがあります。ほかの犬にこのような行動を見せる犬は、上手にコミュニケーションがとれるタイプだと言えるでしょう。

愛犬が対象となる誰かがいる場合に何度も体をかくときは、その気持ちを尊重し手助けしてあげると良いですね。

犬が体をかくときに飼い主さんが配慮してあげるべきこと

耳をかく犬

今まで述べたように、犬が自分の体をかく理由は様々です。

では、飼い主として愛犬のためにどのようなことに配慮し、気を付けてあげればよいのでしょうか。

  • 換毛期(毛の生え変わり)
  • 皮膚の乾燥
  • ノミやダニ

これらは主に、アレルギーなどの皮膚疾患の原因となり得るものです。同じ部位を執拗にかいたり舐める場合は、皮膚トラブルを疑うことも必要になります。

また、そのような健康トラブルが原因ではないときには、心的要因の可能性も。愛犬に過度にストレスがかかることはなかったか、スキンシップは十分にとれているかを振り返ってみてください。

犬の心疾患である「分離不安」や「常同障害」の症状としても、体をかく場合があります。

愛犬の様子に少しでもおかしいと感じたら、迷わずかかりつけ医に相談してみましょう。

まとめ

体をかくフレンチブルドッグ

今回は、犬が自分の体をかいている理由をご紹介しました。

犬が自分の体をかいているのは、「かゆいから」という理由だけではなく、構ってほしいときやカーミングシグナルとしても見られる行動です。

決まった状況下で体をかく、体に異常がないのに体をかく回数が減らないときは、心理的な影響による行動かもしれません。

そのようなときは、今一度愛犬との接し方を見つめなおしてみましょう。愛犬の立場になり尊重して考えてあげると、愛犬の隠れた思いに気付くきっかけになるかもしれません。

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