意外と難しい犬の爪切りですが、「どこまで切るの?」「嫌がる時は?」など疑問も多いですよね。そこで今回は、自宅で犬の爪切りを行う際の7つのコツと、注意点や配慮するべきポイントまで徹底解説します。
自宅で犬の爪切りを行う際のコツとは
犬の爪は伸びすぎるとケガの原因となるため、定期的なお手入れが必要です。
しかし、犬の爪を切るのはそう簡単ではなく、慣れないうちはやり方に悩みますよね。
そこで今回は、自宅で犬の爪切りを行う際のコツについて解説します。注意点から配慮するべきポイントもあわせて解説していますのでぜひ参考にしてみてください。
1.月に1度を目安に行う
犬の爪を切る頻度は、月に1度程度を目安にしましょう。頻繁に行う必要はありませんが、ボディチェックは毎日欠かさずに行うようにしてください。
犬の爪は4本のほか、地面につかない狼爪(ろうそう)の5本もよくチェックする必要があります。
犬の爪が伸びると、タオルなどに引っかかりやすくなり、折れたり刺さったりなどケガの原因となるため注意しましょう。
2.犬用の爪切りを使用する
人間用の爪切りでも可能ですが、犬用の爪切りを使用するのがベストです。切りやすいギロチンタイプを選び、爪をなめらかにする爪やすりも用意しておきましょう。
最近では、犬用の電動爪やすりというような便利なアイテムも販売されています。なお、電動ヤスリを使用した際に発生する音に犬が驚いてしまう可能性があるため、できるだけ静音タイプのものを選ぶとよいでしょう。
3.立たせた状態でしっかり保定する
犬の爪を切る際は、犬を横向きに立たせた状態で飼い主さんの体に密着させ、そのまま脇で挟み込んで保定します。前足ではなく、後ろ足の爪から切るのも怖がらせないためのコツです。
足の肉球が天井に向くような形で、手のひらでしっかり持ち上げます。このとき、犬を挟み込んだ腕は固定したままです。
爪をはっきり確認できる明るい場所を選び、慣れないうちは2人で爪切りを行うと安心です。
4.黒い爪の犬は少しずつ切っていく
犬の爪を切る長さは、神経と血管が通っているピンク色の2mm程度手前までです。横から見た時に、肉球と同じ高さになるように斜めに切るのがポイントです。
肉球を押すと爪が出るので、しっかりと切る部分を確認しましょう。
黒い爪の場合、どこまで切るべきなのかわかりにくいですよね。黒い爪は少しずつ切り進め、カサカサした爪からしっとりした感触に変わるところで切るのをやめると失敗を避けられます。
爪切りに慣れないうちは、爪やすりで削っていくのもおすすめです。
5.止血剤を用意しておく
万が一血が出た時のために、粉末状の止血剤を爪に塗りながら行うのもおすすめです。止血剤がない時に出血したら、ティッシュやコットンなどで押さえましょう。
ただし、出血が止まらない場合や、犬が痛がっているなどの異変が見られる場合は、ただちに動物病院に相談してくださいね。
6.嫌がる犬は数本ずつ切る
犬が爪切りを嫌がって暴れてしまう場合は、数本ずつ切り進めるとよいでしょう。リラックスしている時に、さり気なく爪をカットしていくと、無理なく進められます。
どうしても難しい場合は、動物病院やトリマーなどの専門家にお願いするとよいでしょう。無理をしないで、安全な方法を選んでみてください。
7.ご褒美を用意しておく
犬にとって爪切りは苦手なお手入れのひとつです。少しでも爪切りに対する嫌悪感を減らすために、おやつなどのご褒美を用意しておくとよいでしょう。
爪を切っている間、もう1人が犬をおやつで引きつけておくとスムーズです。じっとしていられたら「いい子!」とたっぷり褒めてあげるのも忘れないでくださいね。
まとめ
今回は、自宅で犬の爪切りを行う際のコツについて解説しました。
犬の爪切りは、慣れるまでは恐怖心を覚えるかもしれません。今回ご紹介をした爪切りのコツや注意点を、ぜひ今後のお手入れにお役立てください。
あくまでも少しずつ、焦らずに行うのが肝心です。もし難しい場合は、プロにお願いすることも検討してみてくださいね。
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