物価の上昇が長引くなか、8月の実質賃金は3か月ぶりにマイナスに。夏や年末はなにかと出費がかさみますが、秋こそ節約のチャンスかもしれません。
【写真を見る】節約のプロに聞く!秋服は“流行追わない” 忙しい年末までにサブスク、料金プランなど“固定費見直し”を【Nスタ解説】
夏の電気料金が影響? 消費意欲が低下
井上貴博キャスター:
夏が終わり、年末年始にかけて出費がかさみやすい時期です。秋の“消費意欲”についてのアンケートでは様々な声がありました。(※1.)
【消費に意欲的】
・季節的に涼しくなって外出したい
・秋冬物の衣服を購入したい
・秋の味覚が出回るから
【節約志向】
・夏休みにお金を使いすぎた
・夏の電気料金が2万円超、贅沢品を買う余裕がない
・夏の電気代・旅行などで節約モード
10月の消費意欲指数は、100点満点中44.4点と、前の月と比べて-1.4pt、また前の年と比べると-2.1ptとなりました。(※1.)
やはり物価高の影響で消費意欲が低下しているのでしょうか。
“消費意欲”が下がり気味なのは、▼外食、▼ファッション、▼日用品、▼書籍・エンタメ、▼スマートフォン、携帯代ということです。(※1.)
“節約の秋” 500円あったら弁当より鶏肉買う
外食の節約法を街で聞いてみると…
「お昼ご飯を買わずにおにぎりを作って持って行く。ご飯にお金を使わなくなった」
「同じ500円なら、弁当より鶏肉を買う。料理を数品作り冷凍保存&お弁当に」
「自動販売機200円くらいかかるので…マイボトルを持ち歩いたり、ティーバッグでお茶を飲んでいます」
ホラン千秋キャスター:
秋はお芋やカボチャを食べたいな など、細かい出費が出てきそうです。
元競泳日本代表 松田丈志さん:
夏はずっとエアコンを使っていましたが、涼しくなってきたので今は窓を開けたり、飲み物はマイボトルを持ち歩くようにしています。コーヒーやお茶は自分で作った方が意外と美味しかったりするので、普段からやっています。
井上キャスター:
私は電気代やスマホの通信料金など、固定費を見直すようにしています。
節約術 買うべき秋服は? 節約のプロに聞く
節約アドバイザーの丸山晴美さんに買うべき秋服を聞きました。ポイントは2つ、▼“流行を追わない”定番のもの、▼手入れがしやすい、ヨレにくい素材、自宅で洗えるものを選ぶことだということです。
また、秋のブラックフライデーもありますが、丸山さんは「予定に無い買い物はスルーして、年末年始の出費に備え予算を立てるべき」だといいます。
ホランキャスター:
流行を追いかけると「去年、なんで買ったのかな」というものはありますね。
元競泳日本代表 松田丈志さん:
攻めた色を買ってしまうとかありますが、長く使える方がいいですね。私は基本的に服は買わなくなりました。あるもので着回そうかなと思っています。
ただ、外食はお金がかかりますね。後輩を連れて行くと、酔った勢いでお金を出してしまうので、最近は外食の回数も減らしています。
固定費の見直しを! “忘れてた”不要な出費も
井上キャスター:
節約アドバイザーの丸山さんによると、「固定費の見直しも年末に忙しくなる前の今がおすすめ」だといいます。スマホ料金プラン、使っていないサブスク、保険料、クレジットカードなどの年会費、光熱費など細かくチェックしていきたいですね。
ホランキャスター:
ポイント目当てで新たにクレジットカードを作りたくなりますが、使わないと年会費だけ払っていることになってしまいますね。
元競泳日本代表 松田丈志さん:
使っていないサブスクもありますね。
(※1.)博報堂生活総研「来月の消費予報」9月実施 / 20~69歳の男女1500人が対象