石破総理がASEAN=東南アジア諸国連合との首脳会議などに出席するため、ラオスに向け出発しました。就任後の外国訪問は初めてです。
石破総理
「これまで築いてきた日本とASEANとの信頼関係を一層強化したいと考えています」
出発前、こう意気込みを語った石破総理は、10日から12日の日程でラオスの首都ビエンチャンを訪れ、ASEAN関連の首脳会議に出席します。
石破総理の外国訪問は就任後初めてで、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持や強化を訴える予定です。
また、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮や、東シナ海や南シナ海で覇権主義的な動きを強める中国などをめぐり、意見を交わすことにしています。
訪問中、ASEANやASEANに中国、韓国を加えた首脳会議のほか、韓国の尹錫悦大統領、中国の李強首相との個別の会談もおこなう予定です。
総裁選の間、石破総理はアジア版NATO構想を主張していましたが、「党内でも議論が煮詰まっていない段階であり、議論をこちらから提起するつもりはない」として、各国との会談では議題にしない考えを示しています。