アメリカの9月の消費者物価の伸び率は2.4%でした。6か月連続での伸び率縮小ですが、市場の予想はわずかに上回りました。
アメリカ労働省が発表した9月の消費者物価指数は、前の年の同じ月と比べて2.4%の上昇でした。6か月連続で伸び率は縮小しましたが、市場の予想の2.3%はわずかに上回りました。
物価上昇率の低下が続いていることは確認された一方、伸び率が事前の予想を上回る結果となったことで、市場では根強いインフレへの警戒感もくすぶっています。
中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は9月に0.5%の大幅な利下げに踏み切りましたが、今後、どの程度のペースで利下げを進めていくか物価と労働市場の動向を踏まえて判断するものとみられます。