ドジャースの大谷翔平(30)が日本時間11日、本拠地・ドジャースタジアムで、パドレスとの地区シリーズ最終戦に向けて会見を行った。
負ければ敗退の崖っぷちから2勝2敗に持ち込み、「試合前も雰囲気がかなり良かったと思いますし、それがゲームに良い影響を与えていたと思う」とこれまでの試合を振り返った大谷。前日の“アンラッキー”な本塁憤死については「もう忘れました」と報道陣の笑いを誘った。感情をあらわにする場面もあったが、「それも含めて自分だとは思うので感情的になることが良いとか悪いとかでなくて、相手にリスペクトを持ちつつ、チームを鼓舞するようなそういう感情はいいんじゃないかな」と話した。
本拠地・ドジャースタジアムに戻っての地区シリーズ最終戦に「僕よりも相手の方がプレッシャーがかかるのかなと思うので僕自身は味方が多くて自信というかそういうのを持って打席に立ちたい」と気合が入る。さらに「相手に負けることなく強い気持ちを持って打席に立てれば良い仕事ができるのではないかと思います」とリーグ優勝決定S進出へ意気込んだ。
パドレスの先発は第2戦に続きダルビッシュ有(38)。前回、大谷は3打数無安打と抑え込まれた。「一つの型に収まることなくどういう状況でも上手く投げられるそういう強さがある」と振り返り、「自分もそこに対応していきたいですし、チーム自体もそこに対応していくっていうのが一番大きなこと」と攻略法を探った。
ドジャースは山本由伸(26)の登板の可能性が高く、大一番でポストシーズン史上初となる日本人投手の投げ合いも実現しそうだ。ドジャースの先発投手について、会見に同席したドジャースのデーブ・ロバーツ監督(52)は「まだ最終決定ではない。もちろんヨシノブもその一員になるだろう」と話し「今日投手陣が外に出て、キャッチボールをして、どんな感じかを見ること。そうすれば、最終的に誰が先発するのか、もう少し詳しい情報が得られるだろう」とした。