『小型犬と大型犬の暮らしの違い』についてまとめました。小型犬と大型犬の食費や医療費など費用の目安、生活する上での注意点を解説します。
小型犬と大型犬の暮らしの違い
小型犬と大型犬の違いによって、飼い主の暮らしにも大きな影響を与えます。
我が家には超小型犬と中型犬がいますが、小型犬の方が暮らしやすいと感じられる部分もあれば、大型犬の方が暮らしやすいと感じられる部分もあり、それぞれに魅力があります。
年齢や性格、職業や経済力、生活習慣や健康状態など、自分に合った犬を選ぶことが、犬の幸せにも大きく影響するのではないかと思います。
飼い主の生活状況によっては、小型犬と大型犬のそれぞれに相応しい飼育環境を与えることができず、暮らしづらさや生きづらさを感じさせてしまうことがあるかもしれません。
小型犬と大型犬の暮らしの違いを理解し、適切な飼育環境を与えることができるかどうか、犬を飼う前にじっくりと考え、慎重に判断するべきなのです。
1.食事量の違い
小型犬と大型犬とでは食事量に違いがあります。
我が家の超小型犬と中型犬の場合、1カ月の食費は、中型犬の食費が超小型犬の食費の約6倍もかかります。円安や物価高の影響もあり、ドッグフードの値段も高騰しています。
小型犬の1カ月の食費の目安は3000円程度、大型犬の1カ月の食費の目安は8000円程度ですが、与えるドッグフードによって大きく差が生じる場合があります。
2.医療費の違い
小型犬と大型犬とでは医療費に違いがあります。
4月~12月は、蚊が媒介するフィラリア症を予防するためのお薬の投与が必要です。動物病院によって取り扱われているお薬に違いがあり、飲み薬・スポットタイプ・注射などがあります。
小型犬の予防薬は月800円程度、年9600円程度が目安です。大型犬の予防薬は月1600円程度、年19200円程度が目安です。
ひとつのお薬で、フィラリア症とノミ・マダニの寄生を予防することができるお薬もありますが、値段は高くなります。
また、効果が1カ月続くタイプと3カ月続くタイプでは、3カ月続くタイプの方が高く、1カ月タイプの方が1年分の医療費を安く抑えることができる場合があります。
3.住居の違い
小型犬と大型犬とでは住居に違いがあります。
小型犬であれば、ケージ・クレート・トイレなど、それほど広いスペースを必要とするわけではないため、ワンルームのお部屋にも愛犬のためのスペースを確保しやすいです。
大型犬となると、ケージ・クレート・トイレなど、ひとつひとつが大きく、広いスペースを必要とするため、ワンルームでは窮屈に感じられてしまうかもしれません。
また、賃貸契約では、「ペット可」とあっても、「小型犬のみ」「大型犬不可」とされていることがよくあります。小型犬と書かれていても、チワワやポメラニアンなどの超小型犬のことを指す場合もあります。
お部屋が広くなればなるほど家賃も高くなりますよね。犬を飼うときは、まず住居を用意し、引っ越しを済ませ、愛犬のためのスペースを整えてから迎えるようにしましょう。
4.運動量の違い
小型犬と大型犬とでは運動量に違いがあります。
小型犬の場合、15分~30分程度のお散歩を1日2回が目安です。大型犬の場合、30分~60分程度のお散歩を1日2回が目安です。
犬種によっては、ただ歩くだけでは満足せず、運動強度を必要とする犬もいます。
それぞれの犬種に合った運動量を与えることができない場合、ストレスを溜め込む原因になったり、肥満や生活習慣病などの病気の原因になったり、攻撃的な性格になってしまうなどすることがあります。
まとめ
小型犬と大型犬の暮らしの違いを4つ解説しました。
- 食事量の違い
- 医療費の違い
- 住居の違い
- 運動量の違い
小型犬と大型犬の暮らしの大きな違いは、「飼育費用」だと思います。ご自身の経済状況に合った犬種を選ばなければなりません。
初めて犬を飼う人には「小型犬が飼いやすくていい」などと言われることもありますが、飼い主の性格や生活環境によっては、大型犬の方が暮らしやすい場合もあるでしょう。
犬を飼うときは、いくらでも悩んで大丈夫です。じっくり考えて、たくさん悩んで、慎重に判断しましょう。
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