猫にとって『カレー』が危険すぎる理由3選 絶対与えたくない材料が満載

2024-10-15 17:00

グルメジャンルとして人気の高いカレーは、一転、猫の世界では、命のリスクもあるフードのひとつです。今回は、カレーに潜む危険性について、3つの理由を取り上げます。カレー好きを自任する愛猫家のみなさんは特に必見です。

1.「タマネギ中毒」の原因に

窓越しのタマネギと猫

タマネギはカレーのベースとなる大切な食材ですが、実は、猫にとって非常に危険な野菜です。もし誤って口に入れると、「タマネギ中毒」に陥ってしまいます。

「タマネギ中毒」とは、タマネギに含まれる「有機チオ硫酸化合物」が猫の赤血球を破壊し、溶血性の貧血や血色素尿などを引き起こすことです。

具体的な症状には、下痢や嘔吐、食欲不振などがあります。深刻なケースでは、命を落とすこともあるので最大限の注意が必要です。

厄介なことに、たとえ加熱したとしても、タマネギの毒性は変わりません。たとえば、ハンバーグや肉じゃが、スープ系もNGです。

少量を口に含んだだけで「タマネギ中毒」になる可能性があります。当然、タマネギエキス使用の食べ物も回避すべき対象です。

ユリ科ネギ属に分類されるタマネギの仲間、長ネギをはじめ、ニラ、ニンニク、らっきょう、ユリ根なども、「タマネギ中毒」の引き金になります。

料理に使う際は、愛猫の口に入らないように、取り扱いは十分に気をつけてください。万が一、誤食した場合は、ただちに動物病院へ連れていきましょう。

2.刺激の強いスパイスで健康悪化

卓上のスパイスセット

カルダモンやターメリック、コリアンダー、グローブ、クミンなど、本格的なカレーになればなるほど、多彩なスパイスが駆使されます。香りを際立たせ、食欲をそそる各種スパイスは、カレー作りに欠かせない要素です。

たとえば、唐辛子に含まれるカプサイシンのように、人間の健康に有益なものであっても、刺激の強いスパイスは、やはり、猫の身体には有害です。

猫がスパイスを摂取すると、胃腸などの内臓に過剰な負担がかかり、下痢や嘔吐、胃腸炎といった症状が発生しやすくなります。

特に、子猫や消化器などの器官の機能が低下しているシニア猫は、体調を崩しやすいため、細心の配慮が必要です。

カレーの匂いに惹かれる猫もいますが、多くのカレーには中毒を起こすタマネギが入っています。匂いにつられて食べてしまうと、取り返しのつかない事態にもなりかねません。飼い主さんは、改めて危険性を自覚し、愛猫をカレーに近づけないようにしましょう。

3.シニア猫の塩分過剰摂取は要注意!

鍋に塩を入れる女性

人間の食べ物には塩分がたくさん入っています。もちろん、カレーもそのひとつです。

健康的な猫であれば、人間よりも猫の方が塩分体制はあると言われているため、多少塩分を摂り過ぎても、即、病気につながるわけではありません。

用心すべきなのは、シニア猫などの腎臓機能や心臓の機能が弱くなった猫の場合です。

シニア猫が塩分を摂り過ぎると、ナトリウムの排出が困難になるため、結果、腎臓に負担がかかり、腎不全のリスクがつきまといます。

また、心臓に存在するナトリウムに反応するポンプにより心臓を酷使してしまうのも大きな問題点です。

もともと猫は、人間のように汗をかかないので、必要以上の塩分はいりません。人間のとらえ方を基準に考えていると、持病の悪化やナトリウムによる負担により全身状態が悪化することもあります。

まとめ

ナンを食べる猫

コアなファンも多いカレーですが、猫の観点から言うと、とても怖い食べ物です。

最大のリスク要因となるのは、ほとんどのカレーで使用されるタマネギ。本文でも解説したように、猫が食べると、「タマネギ中毒」を引き起こします。赤血球が破壊され、貧血や血色素尿になりかねません。

これひとつとってみても、猫にとってカレーがいかに危険か、理解できるはずです。もし誤食の現場を発見したら、迷わずに動物病院を受診し、適切な処置を受けてください。

関連記事

息子が拾ってきた子猫、『可愛いだけじゃ簡単には飼えない』と葛藤して…胸が熱くなる展開に「幸せすぎて感動」「涙腺崩壊」と184万再生
猫が「んー」と鳴く理由と気持ち
子猫が生まれて初めての『ひとり』を体験した結果…まさかの光景に涙が止まらないと17万3000再生「優しい兄」「家族愛に感動」
猫が『酔っ払いのママ』に捕まった結果…表情が面白すぎると12万2000再生「今夜の犠牲者w」「表情がたまらないw」と爆笑の声
『掃除機が苦手な猫』怖がって飼い主に甘えたら…あまりにも尊すぎる光景が9万5000再生「掃除機怖いよねぇ」「堪らんカワイさ」の声

  1. 洋上風力発電事業の公募制度「見直し案」とりまとめ 再公募は来年度以降の見通し 採算合理性の低い入札を防ぐ措置導入 経済産業省
  2. 【李相日監督】大ヒット映画『国宝』の作家・吉田修一さんに『人生を変えていただいた』 第7回 野間出版文化賞を受賞
  3. 【辻希美・長女】希空 「今年もクリスマスディズニー❤」「このいちごミルク大好き!!!」
  4. コンビニが“遊び場”に? ファミリーマートがIP=知的財産の活用を強化 クレーンゲームなど5000店舗に拡大へ
  5. 【 i☆Ris 】 イベントを延期 「ご来場のお客様へ危害を加える内容のメールが」 公式サイトで声明 「毅然とした態度で臨む」「関係警察署と情報共有を行いながら対応」
  6. 【速報】東京・赤坂の“個室サウナ店夫婦死亡火災” 夫が妻に覆いかぶさって倒れる 警視庁
  7. 床で寝そべっていた猫→邪魔しないように『避けて通った』結果…予想外すぎる展開が41万再生「沸点が意味不明w」「跨ぐんじゃねぇよ!」
  8. 赤ちゃんが『至近距離で大型犬と触れ合った』結果→怖がるかなと思ったら…まさかの光景が24万再生「立派なお兄ちゃん」「人間みたい」
  9. 猫がみせる『気遣い・遠慮』をしているような行動5選 優しい素振りに隠された本音とは?
  10. 犬が『人の体の上で眠る』心理5選 愛犬が飼い主と寝たがる理由や注意すべきことまで解説
  1. 全ての部屋の非常用ボタンがつながらず…赤坂・サウナ店2人死亡火災 受信盤の電源入らず 従業員も事件当時不在 業務上過失致死の疑いも
  2. 「気温がおかしい…」来週は“10年に一度レベルの高温”の見込み 全国的に暖かい年末に
  3. 中国の新型空母「福建」が台湾海峡を通過 台湾国防部が空撮画像を公開
  4. 世界都市ランキング 東京がNYを抜き初の2位に 大阪は18位、福岡は40位
  5. 鴨が飛ばないハプニングも…愛子さま初の単独“鴨場接待” 皇室伝統の「鴨猟」で外交団をおもてなし
  6. 『風呂嫌いのネコ』を一人でシャンプーした結果…想像を超えてくる『激しい攻防戦』が56万再生「怖いんだよねw」「お疲れ様ニャ」と話題
  7. 骨組みを残し全焼…北海道・新千歳空港に向かう連絡バスが炎上 乗客40人と男性運転手は全員避難
  8. 【速報】11月の中国人観光客数は今年最も少ない約56万人 高市総理の台湾有事めぐる発言も影響 世界全体では1月から11月で計約3900万人 すでに1年間で過去最多
  9. 千葉・鴨川市のメガソーラー 新たに開発許可区域外での森林伐採が発覚 合計で13か所 約2.4ヘクタール
  10. 【速報】東京・赤坂の“個室サウナ店夫婦死亡火災” 夫が妻に覆いかぶさって倒れる 警視庁
  11. 【 高橋名人 】 目を手術 「白内障と硝子体出血です」 転倒した時に右目を殴打・眼球内に出血
  12. 拡大中「お正月は休業します」百貨店やスーパー、飲食業界でも【Nスタ解説】