犬の性格はどのように形成されていくの? 愛犬の性格を形成するライフサイクル別要因を解説

2024-10-27 16:00

一緒に暮らす犬の性格は、飼い主さんにとってとても重要な問題です。穏やかで人懐っこく楽天的であれば暮らしやすいでしょうし、神経質で警戒心が強く攻撃的な性格だと一緒に暮らすのがつらいと感じる飼い主さんもいることでしょう。このような犬の性格はどのように決まるのか、そしてこの先変えることができるのかどうかについて解説します。

犬の性格を形成する大きな要因

犬の親子

犬の性格形成には、「遺伝」と「ホルモン」と「環境」の3つが関わっています。

それぞれの要因をさらに細かく見ていくと、遺伝には犬種と両親の性格、ホルモンには性別と避妊・去勢手術の有無、環境には幼少期の経験とその後の経験が大きく影響しています。

「遺伝」と「ホルモン」によって作られる性格は持って生まれた先天的なものですが、「環境」によって作られる性格は後天的なものです。

つまり、今目の前にいる犬の性格は「犬種」と「両親」と「性別および去勢・避妊手術の有無」と「これまでの経験」によって作られており、「これから経験すること」で変わっていくこともあると考えれば、ほぼ間違いがないでしょう。

これまでの性格を形成してきた要因

さまざまな犬種

では、愛犬の現在の性格を形成してきた要因にはどのような事柄が考えられるのでしょうか。

犬種特性

犬との長い歴史の中で、人は犬が持つさまざまな能力を目的別に研ぎ澄ますように、多様な犬種を作り出してきました。

家畜の群れを誘導したり保護したりする牧羊犬は、訓練に高い適応能力を示し注意深くて高い作業意欲を持っています。また闘犬や番犬などの使役犬は、強い警戒心と侵入者に向かっていく勇敢さを持っています。

集団で狩りをする狩猟犬は、友好的で協調性を持ち、訓練にも高い適応能力を示す自信に満ちた性格をしています。日本犬やスピッツなどの原始的な犬は、強い警戒心を持ちながらも頼れて信頼できる飼い主さんに対しては従順です。

嗅覚や視覚を活かして狩猟を行う猟犬は、常に周囲に注意を向け、活動的で高い反応性を持ちながら、自立心のある穏やかな性格をしています。また、ハンターに獲物の位置を知らせたり獲物を回収したりする鳥猟犬は、活発で反応性が高く友好的または穏やかな性格です。

一方、チワワやプードルなどの愛玩犬は、社交的で遊び好きで飼い主さんに強い愛着を持つ性格です。

両親

人と同じように、犬も親からある程度性格を受け継ぎます。

ブリーダーから子犬を迎えるときには、両親を見ることで子犬の性格をある程度予想できます。

また、母犬が受けたストレスが胎児に影響を与えるため、母犬の環境確認も大切です。

性別

オスとメスでは分泌されるホルモンに違いがあり、その関係で縄張り意識が強くて攻撃性の高い「オスらしい」といわれる性格や、おとなしくて人懐っこく母性的な「メスらしい」といわれる性格が現れます。

しかしこれらの特徴は、避妊・去勢手術を行うことで弱まることが多いです。

社会化期の経験

子犬は周囲からさまざまなことを吸収し、学習します。

特に生後3〜12週齢頃までの期間は社会化期と呼ばれ、犬同士のコミュニケーションを学んだり、人との良いコミュニケーションを通して人に慣れ、人間社会に適応して暮らしていける穏やかな性格を形成します。

この時期に他の犬や人と接する機会がないと、臆病で警戒心が強く、ちょっとした刺激にも激しく興奮して高い攻撃性を見せるような性格になってしまいます。

家に迎えるまでの経験

ご家庭に迎える前に経験した不幸な出来事は、性格形成に大きな負の影響を与えます。多頭飼育崩壊や虐待、頻繁に飼い主が変わるといった経験をした犬たちは、総じて警戒心が高く攻撃性の高い性格になってしまいます。

飼い主さんとの間に良好な関係を構築し、穏やかに暮らしてきた犬たちは、性格も穏やかで落ち着きがあり人懐っこい性格になります。

これからの性格形成に関わる要因

トレーニング中の犬と女性

生まれてから社会化期を経てある程度の性格が見えてきたとしても、以下のような要因が関わってくることで更に犬の性格は変化していく可能性があります。

しつけ

成犬になった後の経験も、その犬の性格形成に大きな影響を与えます。「家に迎えるまでの経験」でご紹介した経験と性格形成の関係は、その後もずっと続くのです。

ただし、社会化期の子犬と比べると、プラスの効果が現れる速度は非常に遅いです。そのため、人間社会に適応した行動を根気よく教えながら、「この飼い主さんと一緒なら安心できる」と信頼してもらえるよう、時間をかけて接し続けましょう。

飼い主さんの態度

愛犬に信頼してもらうために大切なのは、飼い主さんが愛犬に接するときの態度です。しつけをする際の態度も普段の生活態度も、共に重要です。

飼い主さんがちょっとしたことにすぐ動揺し、自信がなく、その時々で判断基準を変えたり感情に流されたりするタイプだと、犬は安心できずに警戒心が高く、興奮しやすい性格になります。

また、飼い主さんが愛犬のどんな要求でも聞いていると、要望を通すために攻撃的な性格になります。

しかし、感情に流されず、常に堂々とした態度で一貫性のある接し方をしていると、安心できるため愛犬を落ち着いて穏やかな性格に変えることができます。

まとめ

様々な犬種の顔写真

犬の性格は、先天的な要因で形成される部分も多いですが、その後の経験による影響も強く受けます。

社会化期はとても大切な時期ですが、成長した後も飼い主さんのしつけや接し方で、性格を変えていくことは十分に可能です。

愛犬の性格を穏やかで落ち着きのある性格にしたいのであれば、まずは飼い主さんが愛犬と接する時の態度を見直してみるのも良いでしょう。

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