北朝鮮が最新型のICBM=大陸間弾道ミサイルを発射したことを受け、国連の安全保障理事会は緊急会合を開きました。
4日に開かれた国連安保理の緊急会合で、アメリカ・日本・韓国などは、先月31日に北朝鮮が大陸間弾道ミサイルを発射したことは安保理決議違反だと非難しました。
アメリカは、「世界の平和と安全を損ない、私たち全員の安全を脅かす容認できない試み」だと批判。また、ロシアと中国の責任を追及し、「北朝鮮を擁護し勇気づけてきた」などと指摘しました。
これに対しロシアは、「朝鮮半島の緊張を高めているのはアメリカだ」と反論したほか、北朝鮮も「正当な自衛権の行使だ、朝鮮半島は戦争の瀬戸際に近づいている」と主張するなど、会合は非難の応酬となりました。