アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会のパウエル議長は、アメリカ経済の状況は極めて良好だとして「利下げを急ぐ必要はない」との認識を示しました。
FRB パウエル議長
「経済の状況は利下げを急ぐ必要があるというシグナルを送っていない」
FRBのパウエル議長は14日、講演し、経済を下支えするための利下げを急ぐ必要はないという認識を示しました。
最近のアメリカ経済については「極めて好調で、先進国の中でも群を抜いている」との見方を示し、「経済に力強さがみられるため、私たちは慎重に判断を下すことができる」と強調しました。
市場では、FRBが12月に利下げを行うことがほぼ確実視されていましたが、今回のパウエル議長の発言を受けて、12月の利下げが見送られる可能性が改めて意識されています。