鹿児島県の種子島宇宙センターで26日朝、開発中の国産ロケットのエンジン燃焼試験中に火災が発生しましたが、林官房長官は午前11時すぎの会見で、現時点で人的被害はなかったとの報告を受けたと明らかにしました。
JAXA=宇宙航空研究開発機構によりますと、きょう午前8時半ごろ、種子島宇宙センターで行われていた開発中の「イプシロンSロケット」のエンジン燃焼試験中に火災が発生しました。
林官房長官
「燃焼試験はあらかじめ管理された立ち入り規制エリア内において実施されており、現時点で人的被害はなかったとの報告を受けております」
これを受け、林官房長官は会見で、人的被害の報告はないと明らかにしました。
また、「基幹ロケットの開発は、我が国の宇宙開発の自律性などの観点から極めて重要」だと強調した上で、今後、JAXAにおいて原因調査と対応策の検討を実施すると述べました。