およそ5000万円相当の野球カードが大谷選手に返還される見通しです。
2日に裁判所に提出された資料によりますと、カリフォルニア州の連邦地検は、元通訳の水原一平被告から押収していた野球カードについて、メジャーリーグ・ドジャースの大谷翔平選手に返還されるとの見通しを示しました。
検察によりますと、水原被告は今年1月から3月、大谷選手の口座から盗んだ金で大谷選手らスター選手の野球カードを転売目的で購入していたとされ、大谷選手が先月、連邦地裁に返還を申し立てていました。
アメリカでは野球カードのコレクターが多く、高値で売買されることもあり、返還されるカードは、32万5000ドル=日本円でおよそ5000万円相当だということです。
銀行詐欺罪などに問われている水原被告への量刑の言い渡しは、来年1月24日に延期されています。