二十四節気の「大雪」を迎えるこの週末。日本列島に強い寒気が流れ込み、“年末年始並みの寒さ”がやってきます。日本海側では大雪や吹雪に警戒が必要です。
週末にかけ強烈寒気が襲来 日本海側 続々と初雪へ
小野裕子 気象予報士:
全国的に7日ころから寒さが厳しくなりそうです。
▼日本海側、新潟では5~6日は雨、週末は雪に変わり山沿いでは大雪となる恐れもあるでしょう。▼札幌も週末は雪と風が強まり、交通機関に影響が出るかもしれません。▼西日本でも週末、雨に雪が混じるタイミングもありそうです。初雪となるようなところもあるかもしれません。
東京は6日までは気温15℃以上で平年より高めとなりますが、8~9日は最高気温12℃、最低気温3℃まで下がりそうです。気温3℃というのは霜がおりるくらいの寒さです。
東京 8日は最低気温3℃の予想 体感は0℃近くに感じる?
井上貴博キャスター:
気温はどのように計測しているのかというと、観測地点は地上から1.5mで観測しているということです。小野裕子 気象予報士によりますと「観測は3℃でも、冷たい空気は地面に溜まるので実際の感覚は0℃近く」だといいます。風が吹くと体感温度はさらに下がっていきそうで、服装にも注意が必要です。
【服装と気温の目安】
▼5℃:ダウンコート
▼10℃:冬物コート
▼15℃:トレンチコート
▼20℃:カーディガン / 長袖シャツ
▼25℃:半袖
小野 気象予報士:
7日ころから、朝はダウンコート必須の寒さになると思います。
ホラン千秋キャスター:
『服装と気温の目安』というのは、最高気温、最低気温どちらになりますか?
小野 気象予報士:
どちらでもです。東京は8~9日は最高気温12℃くらいで、風も出てくるとみられますので、昼間でも冬物のコートを用意したほうがいいでしょう。
冬の入浴中 死亡事故に注意、若い世代・持病なくても対策を
井上キャスター:
この時期の入浴は対策をしても亡くなる方が多くなるそうです。
【東京23区 入浴中の死者数】
▼19歳以下:13人
▼20代:29人
▼30代:39人
▼40代:108人
▼50代:261人
▼60代:741人
▼70代:2094人
▼80歳以上:4105人
⇒12月~2月にかけて発生増
(2018~2022年 東京都保健医療局HPより)
どのようなことに気をつければいいのでしょうか。
【お風呂での事故 防ぐためには】
▼脱衣所や浴室を暖めておく
▼41℃以下、10分までの入浴
▼急に立ち上がらない
→水圧がなくなり、血管の拡張が起こり、心臓から脳に送り出される血液の量が減少し貧血のような状況になるので注意
▼食後すぐや飲酒後の入浴はNG
(政府広報オンラインより)
ホランキャスター:
気温差以外にも注意点は色々ありますね。
萩谷麻衣子弁護士:
寒いので長湯をする傾向にあるのですが、入浴前後に水分をよく摂るようにしています。
井上キャスター:
小野気象予報士によりますと「8日(日)の朝はダウンコートに手袋・マフラー・耳当てなど加えて完全防寒で」ということです。
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<プロフィール>
小野裕子 さん
気象予報士 防災士
前職はアナウンサー