衆議院の憲法審査会が来週19日に開催されることが決まりました。立憲民主党の枝野会長のもとでは初めての開催となり、憲法に関する今後の議論の進め方などについて各党が意見表明を行う見通しです。
衆議院の憲法審査会はきょう、幹事会を開き、来週19日に審査会を開催することで与野党が合意しました。
審査会では衆議院の法制局がこれまでの議論の経緯などの説明を行った後、今後の議論のテーマや進め方について各党・各会派が意見を表明するほか、法制局への質疑が行われる予定です。
これまで憲法審査会の会長は与党が務めていましたが、10月の衆院選の結果を受け、立憲民主党の枝野元代表が会長に就任していて、野党の会長のもとで審査会が開催されるは初めてです。
枝野会長は「幅広い合意に基づいて議論を進めていくことが重要だ」と述べ、来年の通常国会で議論を進めることに前向きな姿勢を示していますが、予算案の審議中は審査会を開催しない慣例があることから、憲法改正に向けた本格的な議論が始まるのは来年の3月以降になる見通しです。