フランスの内閣が発足からわずか2か月半で総辞職したことを受けて、マクロン大統領は中道派のフランソワ・バイル氏を新たな首相に任命しました。ただ、一部の野党からはすでに反発の声が上がっています。
フランスのマクロン大統領は13日、与党の一角を担う中道政党のフランソワ・バイル党首を新たな首相に任命しました。
フランスの下院にあたる国民議会では、今月4日にバルニエ前首相が予算案の採択を強行したことで野党の左派連合や極右政党が反発、内閣不信任案が可決され、発足からわずか2か月半で内閣総辞職に追い込まれました。
新首相のバイル氏は、これまで教育相などを務めた重鎮で、頓挫している来年度の予算案について、左派や右派と対話してまとめられるかが注目されます。
ただ一方で、急進左派がすでに不信任案を提出するとも主張していて、新内閣は難しい船出になりそうです。