国内外から高い評価を受け、公開から半年以上経っても各地で上映が続く『あんのこと』。
「キノシネマ心斎橋」オープニング作品として特別上映され、15日(日)、主演の河合優実と監督・脚本を務めた入江悠監督が登壇し、舞台挨拶を行った。
新しい映画館の空気感がいい
盛大な拍手に迎えられて登場した2人。
今日のチケットが3分で完売したことを聞かされると河合は「チケットを3分でゲットしていただいてありがとうございます。公開からだいぶ時間が経って、また皆さんの前で『あんのこと』の話ができる機会をいただけてすごく嬉しいです」と挨拶。
入江監督も「新しい映画館の空気感がいいですね。オープニング作品に『あんのこと』を選んでいただいてありがとうございます」と感謝の思いを語った。
大躍進の1年
Yahoo!検索大賞俳優部門1位を受賞するなど、大躍進の1年となった河合。
『あんのこと』は河合にとってどのような存在なのか聞かれると、「撮影は2022年の終わりだったのでちょうど2年ぐらい経ちますが、今年の色々な動きとは全く別で、私にとって特別な経験になったし、数あるお仕事と同列には語れないような作り方だった」と振り返った。
大胆に軽やかに
年末も近づく中、来年の抱負を問われると河合は「具体的には何も決めてませんが、余計なものを振り払ってシンプルに過ごしたい。余計な心配や感じなくていいストレスを手放して大胆に軽やかに」と抱負を語った。
最後に、入江監督が「この映画とともに日本全国を周ってきて、色んな方が杏や登場人物のことを考えてくださった。映画監督として節目の作品になった」。
「僕も年末年始は映画館に通って元気をもらいたいと思いますので、関西の映画館で僕を見かけたら優しく声をかけてください」挨拶し、イベントは幕を閉じた。