わんちゃんのしつけを始める際、ついつい「何を教えるか」「どうやって教えるか」という手法に意識が向きがちですよね。実はしつけがうまく行くコツは〝どのような環境で教えるか〟「学習環境の設定」が重要です。環境を整えてあげることでしつけの難易度はぐっと下がります。これから詳しく解説していきます。
犬のしつけとは?
わんちゃんのしつけは、簡単に言うと「人と一緒に暮らすためのルール」を教えること。
つまり、わんちゃんにとっては新しいことを学ぶ「勉強」の時間でもあります。
たとえば皆さん自身、新しいことを勉強しようと思ったときに、周りがうるさかったり落ち着かない場所では、集中力が途切れてしまいますよね。
それはわんちゃんも同じ。適切な学習環境を整えることはしつけを楽しくスムーズに進めるために必要不可欠な土台なのです。
心地よい学習環境とは?
わんちゃんが集中して学ぶためには、以下の3つのポイントを押さえた環境を整えてあげることが大切です。
1. 誘惑が少ない環境
わんちゃんは基本的に好奇心旺盛です。新しい音や匂い、動くものなど、あらゆる刺激に注意を引かれます。
そのため、教え初めで特に集中力が必要な時はしつけを行うときはなるべく誘惑を減らした環境を選ぶようにしてあげましょう。
家の中なら静かな部屋、外なら人通りや他の動物が少ない場所がおすすめです。
2. 行動範囲を制限する
広いスペースでは、わんちゃんの注意が散りやすくなります。
同時に人が指示を教えたりする中でもわんちゃんの選択肢が多いと間違った学習につながる可能性を止めて、正しい学習につなげることが難しくなります。
おすわり1つ教えるにもわんちゃんがフリーの状態で行うには難易度が上がります。
まずは行動範囲を制限してあげるなど、わんちゃんが目の前の学習に集中しやすく失敗しにくい環境を作ってあげてください。
リードやサークルなどの補助を活用するのも一つの方法です。
3. 楽しい・面白いと感じられること
これは集中しやすくなるというより、他の刺激より教えられることに集中が向くようにするための環境作りです。
わんちゃんは「楽しい!」と感じることで学習意欲が高まります。
しつけの際にはおやつや褒め言葉を活用して、あなたに意識を向けること自体が楽しい!もっと教えてほしい!と学ぶこと自体をポジティブな経験にしてあげる工夫をしましょう。
難易度の適切な設定が学習環境をさらに整える
心地よい学習環境作りの一環として、「教える内容の難易度を調整すること」も忘れてはいけません。
難しすぎるとわんちゃんが混乱し、学ぶ意欲を失います。
一方で、簡単すぎると退屈してしまいます。
ちょうど良い難易度を設定することで、わんちゃんは学ぶことが楽しいと感じられるのです。
「できた!」という達成感を与えることで先ほどお伝えした学習が楽しいと感じるようになるはずです。
環境に応じたステップアップを
ある程度しつけが進み、わんちゃんの理解力が上がってきたら、少しずつ環境を変えてみましょう。
たとえば、刺激が多い外や、普段行かない場所で練習するなど、学ぶ環境に変化を加えると、わんちゃんの適応力が高まります。
これもわんちゃんの学習意欲に飽きが来ないように、楽しいチャレンジとして取り入れてみてください。
ただし、刺激が増えるということは教えたことが再現しにくい状況です。
設定環境が変わったときは難易度も上がるため、失敗しやすくなることを頭に入れておきましょう。
失敗する可能性を予測しておけば、わんちゃんができないときでも慌てずフォローアップすることができます。
まとめ
わんちゃんのしつけは、手法ばかりに注目しがちですが、最も重要なのは適切な環境を整えることです。
集中できる環境を整え、わんちゃんが理解できる所まで教えるレベルを下げてあげます。
「これなら確実にできる!」というポイントを見つけて、簡単なステップから始めることで、わんちゃんとのしつけがもっと楽しくなるはずです。
わんちゃんと一緒に、楽しいしつけの時間を楽しんでくださいね♪
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