ウクライナのゼレンスキー大統領がNATO=北大西洋条約機構のルッテ事務総長と会談し、今後のウクライナ支援について意見を交わしました。
ゼレンスキー大統領は18日、ベルギー・ブリュッセルにあるルッテ事務総長の公邸を訪れ、今後のウクライナ支援や安全保障について意見を交わしました。
ウクライナ ゼレンスキー大統領
「ブリュッセルに滞在する2日間、すべてのパートナーと会い、ヨーロッパの共通の立場を確認することが極めて重要です」
会談に先立ちゼレンスキー大統領はこのように述べ、ヨーロッパの結束を訴えたほか、ルッテ事務総長は「ウクライナが和平交渉を始める時に有利な立場に立てるよう、今できる限りの支援を行う必要がある」と述べ、支援を約束しました。
支援に消極的なアメリカのトランプ次期大統領の就任を来月に控え、ウクライナがロシアとの和平交渉で不利な立場に立たされる懸念が強まる中、会談でNATO側との連携を確認する狙いがあったとみられています。