歌手・タレントの中川翔子さんが自身のYouTubeチャンネルで、崩壊してしまった多頭飼育現場からの111頭に及ぶ猫たちを助けて欲しいと、緊急の呼びかけを行いました。
【写真を見る】【中川翔子】 「猫111頭を助けて」 緊急動画で呼びかけ 多頭飼育崩壊現場からの猫たちを救うため「里親さん・一時預かりさん・レスキュー・ボランティア・物資支援」を募集
翔子さんは、自身の家族である猫たちを引き合わせてくれた「たんぽぽキャットクリニック」そして保護猫活動団体「たんぽぽの里」の石丸雅代さんと登場。
相模原市で、ペルシャ猫のチンチラという長毛種の猫111頭が多頭飼育崩壊に遭ってしまい、相模原市獣医師会・ボランティア・サポーターらが連携して、猫たちを救命すべく手を尽くしていることを説明しました。
翔子さんは、動画チャンネル登録者の方々全員に向けて「お友達95万人の皆さんの力を貸してください」と呼びかけ「里親さん募集、そして一時預かりさん募集・レスキュー募集・ボランティアさん募集、ということをお伝えしたくて、今日の動画を撮りに来ました」と明言しました。
「たんぽぽの里」代表の石丸さんによれば、能登での保護猫活動からの帰り道に、相模原市の保健所から、この多頭飼育崩壊の知らせを受けたとのこと。相模原市・獣医師会・ボランティアらで集まって会議を持ち、仕事分担を決めてレスキューに臨んだところ、飼い主も ”数える度に数が違う” ほどの大変な状況だったとのこと。申告された最大の数を足し合わせて111頭とのことで、この動画収録時点では、まだ現場に残されたままの猫たちもいたようです。
さらにそれらの猫たちは長毛種で、十分な手入れが行き届いていない体毛が、伸びては絡み合って「鎧」のように固まってしまっていたり、そのまま引っ張られると皮膚が破れて、感染症にかかってしまう可能性もあるなど、非常に危険な状況にあるとのこと。ボランティアさんが、毛玉を刈るなどの手入れや、管理をしてくれてはいるものの、まだまだ手が足りないと石丸さんは呼びかけています。
合わせて、普段から100頭程度を預かっている「たんぽぽの里」に、今回の多頭飼育崩壊で分担して預かった60頭が入って、フード・シート・トイレ・ケージなどが逼迫しているとのこと。
そこで翔子さんは、動画の概要欄に物資支援のためのリンクを貼っていることを紹介。石丸さんは、相模原市が獣医師会と連携して、保護猫活動や多頭飼育崩壊からのレスキューなどを積極的に行っている現状を紹介しながらも「相模原市にとっては本当に震災並の大きい出来事」と、今回の事態を説明しています。
翔子さんは「たんぽぽの里」に集まったチンチラたちを愛でて「毛の手入れは大変だけれども、大人しくて飼いやすい子たち。チンチラの里親になりたい方たちにはチャンスです」と語りつつ、猫たちの毛の手入れやケージ・トイレの掃除などに協力できる人手として、ボランティアの参加を呼びかけました。
さらに、猫たちが避妊手術や、感染症検査をクリニックで受けていること、そして譲渡会が行われるとして、それらの情報についてのリンクを紹介。翔子さん自身も、今回の件から1頭を迎え入れることにしたと伝えています。
翔子さんは、石丸さんら「たんぽぽの里」が、いかに保護猫活動を切迫した中で着実に進めているかを聞きつつ、「家族であり我が子を「迎え入れる」っていうことになる「覚悟」も必要だけど、それ以上に無償の愛で私たち人間をたくさん癒して助けてくれるすごい存在」と、猫たちへの救済を呼びかけています。
【担当:芸能情報ステーション】