ロシアの極東・シベリアで、めずらしい赤ちゃん化石が発見されました。
ロシア極東のシベリアで23日、お披露目されたのはマンモスの赤ちゃんの化石です。胴体は残っていませんが、頭部と前足がほぼ完全な形できれいに残っています。曲がった鼻には、くっきりとしわも見えます。
AP通信などによりますと、このマンモスはおよそ1歳で死亡した雌で、5万年前のものとみられます。
世界で発見されたマンモスの化石はこれであわせて7体となり、ロシアの研究者は「これまで発見されたマンモスの遺体の中で、最も保存状態が良い」と評価しています。
化石は、シベリアにある永久凍土が解けてできたクレーターの中から見つかったということです。
地球温暖化の影響でクレーターは拡大を続けていて、ここではこのほかに馬や犬などの化石も発見されています。