FAでソフトバンクから巨人に移籍した甲斐拓也(32)が26日、都内で入団会見を行った。巨人入り決断の決め手となったという阿部慎之助監督が背負っていた背番号「10」を継承し、新天地でのスタートを切る。
熱烈アピールで甲斐を口説いたという阿部監督は「包容力があるっていうか、そこは僕は一番彼が多分うちの選手にすごいすごくいい影響を与えてくれる」と期待を寄せる。
自身の“包容力”については「僕はちょっとね、鉄拳制裁とかしたりするぐらいなんで」と自虐。2012年の日本ハムとの日本シリーズで、中央大学の後輩でもある沢村拓一(現ロッテ)がサインを見落とした際、マウンドに歩み寄り頭をポンと叩いたシーンが有名となったことを引き合いに出して笑顔を見せた。
阿部監督から大きな期待を受けた甲斐は「もちろん“勝つ”ということ、そのためにやっていくことに間違いないので、チームのリーグ優勝、そして日本一に向けてですね、しっかり頑張ってやっていきたい」と力強く語った。