“若手歌舞伎俳優の登竜門“と言われる「新春浅草歌舞伎」が、東京・浅草公会堂で1月2日に初日を迎え、将来の歌舞伎界を担う若手歌舞伎俳優たちが、鏡開きを行いました。
【写真を見る】【中村橋之助】 「スカスカだったらどうしよう」 心配よそに早朝からファン集まる 顔ぶれ新たに 「新春浅草歌舞伎」 鏡開き
去年までリーダーを務めてきた尾上松也さんに代わり、今年から中村橋之助さんがリーダーを務め、顔ぶれも一新。
中村鷹之資さん、中村莟玉さん、中村玉太郎さん、市川染五郎さん、尾上左近さん、中村鶴松さんと、フレッシュな面々が揃いました。
橋之助さんが“皆さま、明けましておめでとうございます“と、挨拶すると、早朝から集まったファンから拍手が湧きました。
橋之助さんは“緊張してます。めちゃめちゃ。僕。この鏡割りも、お兄さんたちの代は、たくさんの人たちが来てたけど、僕たちの代になって、スカスカだったら、どうしようって心配してたんですけど、朝早くから、こうしてたくさんのお客様が駆けつけてくださいまして。本当にありがとうございます“と、ファンに感謝しました。
そして、“私ども7人、皆様方の明日の励みになるような良い芝居ができるように、一生懸命に一つずつ役に向き合って参りたいと思います“と決意を語ると、“成駒屋!“の掛け声とともに、さらに大きな拍手が送られました。
また、お酒好きにまつわる演目「棒しばり」に出演する鷹之資さんは、酒樽を前に“今日はこれだけ「お酒」の良い香りをかがせていただいて、染五郎さんと良い「棒しばり」ができるんじゃないかと“と、上機嫌。
これに染五郎さんが“私、未成年でございます。「お酒」飲めないんでございます“と、ユニークに語ると、大きな笑いが起き、染五郎さんは“「お酒」の匂いをヒントに「棒しばり」を務めたいと思っています。皆様、お正月らしい気分に浸っていただけるように一生懸命務めてまいります“と、意欲的に話しました。
さらに、今月19歳の誕生日を迎える左近さんは“圧倒されております“と、かなり緊張した面持ち。
続けて“私も「新春浅草歌舞伎」初、初、初しゅつゅえん…“と、噛みぎみに初々しく挨拶をすると、見守るファンからは笑いとともに温かい拍手が送られていました。
【担当:芸能情報ステーション】