猫は非常に繊細で個性的な生き物であり、「一緒に寝たい」と思うかどうかは、飼い主の行動や信頼関係に大きく左右されます。飼い主にとって一緒に寝る行為は、猫との信頼関係を深める絶好のチャンス!では、猫が「一緒に寝たい」と思う人とは、どのような特徴をもった人なのでしょうか?
猫が“一緒に寝たい”と思う人の特徴4つ
1.猫に対して穏やかで優しい態度をとれる
猫は穏やかで騒音の少ない環境を好む生き物です。そのため急な動作をしたり、大きな声で話すことが多い飼い主の場合、猫は警戒心を抱き一緒に寝たいと思わなくなります。
一方で猫に対して穏やかで優しい態度の人は、猫にとって安心・信頼できる存在となり、一緒に寝たいと思われやすくなるでしょう。
もちろん飼い主が騒いでいても「全然OK」という猫もいますが、警戒心が強かったり臆病な猫は、些細なことでも警戒心を抱きやすいので、接し方には配慮してくださいね!
2.猫に対して適度な距離感を保つ
猫は独立心が強くマイペースな動物なので、適度な距離感を保ってくれる飼い主を好みます。過度に構いすぎるのは、猫のストレスの原因となるのでNG。
猫が一人で過ごしたいときにはそっとしておける、一方で猫が自分から寄ってきたときにはたっぷりかわいがってあげられる、そんな人が猫の理想の飼い主と言えます。
猫のペースを尊重し、しっかり距離感を保てる飼い主なら、猫も一緒に寝たいと思うことでしょう。
3.においが心地よい
猫は嗅ぎなれたにおいを好む生き物で、飼い主のにおいが心地よい場合、一緒に寝たいと思う気持ちが高まるようです。
とくに温かい布団に飼い主のにおいがたっぷりついていると、猫は自然とそこに引き寄せられます。一方で香水の強い匂いや不快な匂いを放っていると、猫は近寄りたがりません。
つまり猫は、化学的なにおいがついている飼い主よりも、「本来のにおい」の飼い主と一緒に寝たいのですね。
4.猫が信頼を寄せている
今回いくつか「一緒に寝たい人の特徴」を紹介しましたが、なかでも非常に重要な要素は、猫が飼い主をどれだけ信頼しているかです。猫は警戒心が強い動物であり、無防備な状態となる「睡眠」を、信頼していない人のそばではしません。
もちろん信頼している飼い主なら、猫も喜んで一緒に寝てくれますが…いくら眠る環境を整えたとしても、猫からの信頼がない人は一緒に眠ることはできないのです。
そのためもし猫と一緒に眠りたいと思うなら、まずは猫からの信頼を得る努力をしてみましょう!日常的に猫のお世話やコミュニケーションをとることで、猫と信頼関係を少しずつ構築することができます。
猫と一緒に寝るためにできること
寝床を快適に整える
猫が寝やすい環境を整えることが大切です。柔らかい布団や毛布を用意し、猫が安心できるスペースを確保しましょう。また、部屋の温度を快適に保つことも忘れてはいけません。
コミュニケーションを大切にする
先にも述べましたが日々のコミュニケーションは、猫との信頼関係を築くために欠かせません。ただし猫が嫌がる場合は無理強いせず、猫の気持ちを尊重しましょう。
騒音を減らす
猫は非常に敏感な動物であり、周囲の騒音を嫌います。静かな環境を用意して、猫が安心して眠るサポートをしましょう。
一緒に寝る時間を習慣化する
猫はルーティンを大切にする動物なので、できるだけ毎晩同じ時間に寝室に行くといいでしょう。習慣化すると、夜に飼い主が寝室に行くのを見て、ついてくる猫もいます(我が家の猫はこのパターン)。
まとめ
猫が“一緒に寝たい”と思うかどうかは、飼い主の行動や猫との信頼関係に大きく左右されます。
そのため穏やかな態度で、快適な環境を整え、猫の気持ちに寄り添えれば、一緒に寝るチャンスを増やすことができるでしょう。
ただし重要なのは猫の気持ちを第一に考え、無理強いしないこと。猫と飼い主の信頼関係ありきの「おやすみタイム」なので、優しさと忍耐を持って接する態度が大切です。
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