※本記事はFUNDO編集部へ寄せられた体験談を元に作成しています。
実際の個人情報の特定を避ける為に一部フィクションや編集を入れております。
幸せの基準なんてものは人それぞれ。
「お金」「自由」「家族」、色々あるけれど正解なんてありませんし人に価値観を押し付けるなんてもっての他ですよね。
今回私が投稿するのは幸せの価値基準に取りつかれてしまった友人の話です。
学生時代からの親友が
私は都内在住の30代女性です。
今回投稿するエピソードは学生時代からの親友のA子についてです。
お互い地方から上京し、都内の大学に通っていた私たちは入学式で隣の席になり意気投合。
下宿暮らしの貧乏な学生生活も、同じような状況のA子がいたから楽しく過ごせました、
そんなこんなで私たちも30代になり、お互い結婚して家庭を持つようになりました。
私は学生時代にA子と一緒に参加した合コンで出会った同い年の夫と結婚。
正直旦那の給料は一般的には高くなく、生活は厳しいものでした。
対してA子が結婚したのは....どこで出会ったのか地域では有名な地主さんの跡取り。
なのですがA子と結婚した時点で旦那さんの年齢は55歳。なんと年の差は23歳にもなりました。
恋愛に年齢は関係ないのかもしれませんが、A子の旦那は頭は禿げ、体はだらしない肥満。
親友のA子の男性の好みはよく知っていたので結婚の知らせを聞いた時には驚いたものでした。
自分を正当化する「お金マウント」
A子の異変に気が付いたのは、結婚の知らせに驚きつつも、お互いに人妻になってこれからもA子と仲良くしていきたいと思っていた矢先です。
「おつかれさまぁ!」
「旦那の年収いくら?」
「家賃いくら?」
「車何乗ってる?」
え....!?いきなりこのLINEは何??
驚く私を無視して通知は続きます。
「バーキン買っちゃった!」
そこには私の旦那の年収に相当する程の値段がするバッグが。
私は妙な胸のざわつきを感じつつも、「急にどうしたの?」と返信するのが精いっぱいでした。
そこからは連絡があるごとに「お金マウント」の連続。
あまりにも話が通じないのでA子とは疎遠になってしまいました。
あくまで予想ですが、A子は結婚で私に後れをとったことに焦り、20歳以上も年上のお世辞にも清潔感があると言えないようなお金持ちの跡取りを見つけて急いで結婚したのだと思います。
心から望んでいない結婚をしたA子は唯一私に勝っていると考えた「お金」の面でマウントを取ることで自己を正当化していたのではないでしょうか?
かつての親友との関係性の崩壊は私にとってとても悲しい経験となったので投稿しました。