猫がエンジンルームに入り込んだのに気づかずにエンジンを始動してしまうと、猫が大けがをしたり、最悪は命を落としたりしてしまいます。そんな悲惨な事故を防ぐためにおこなわれているのが「猫バンバン」です。今回は、猫バンバンの正しいやり方や手順を紹介します。
1.猫バンバンの正しい手順
まずは猫バンバンの正しい手順を知っておきましょう。猫バンバンはエンジンを始動する直前におこなうようにします。
- 手順1:車のまわりを確認する
- 手順2:車体を揺らす
- 手順3:ボンネットを優しくコンコンする
- 手順4:ボンネットの中を確認
- 手順5:猫がいないことを確認できたらエンジンを始動
猫バンバンという言葉のイメージから、ボンネットをバンバンと叩くだけという人も多いかもしれませんね。しかし、それでは不十分です。猫がいないかしっかりと確認するためには、実際に目で確認することも必要です。
また、タイヤの隙間や車の下に入り込んでいることもあるので、必ず確認するようにしましょう。
面倒に感じるかもしれませんが、猫の命と車を守るためにも手順を守って確認することが大切です。
2.猫バンバンが必要なのは冬だけじゃない
猫バンバンをおこなうのは、寒い季節だけと思われがちですが、実は梅雨の季節こそ要注意なのです。
2024年にJAFが発表した調査によると、猫がエンジンルームに入り込んだことによる救援要請は、1月は19件だったのに対して、6月は343件にものぼりました。
6月は梅雨の季節なので、雨を避けるためにエンジンルームに入り込んだことが原因と考えられますが、ちょうど春に生まれた子猫が活発に動き出す時期でもあります。エンジンルームは狭くて、外から見えないうえに雨風をしのげるということもあり、そんな子猫たちが隠れるのにぴったりの場所なのです。
また、猫の発情期は秋にも訪れますから、1年を通して猫バンバンをおこなう必要があると言えるでしょう。
3.バンバンするだけでは足りない
猫バンバンという言葉のイメージからボンネットをバンバンと叩くけばOKと思っている人も多いのではないでしょうか。実は、それだけでは不十分なのです。
バンバンとボンネットを叩くだけで出てくる場合もありますが、臆病な猫の場合は音に驚いてさらに奥に入り込んでしまったり、怖くて外に出てこられなくなったりすることがあります。そのため猫バンバンで反応がないからといって油断はせずに、必ずボンネットを開けて確認するようにしましょう。
またボンネットを叩く際はバンバンと強く叩く必要はありません。猫を驚かせないように「コンコン」と優しく叩くようにしましょう。
4.猫が出てこないときは助けを呼ぶ
猫バンバンで猫の鳴き声が聞こえた、動く気配を感じたのにどこにいるのかわからないというときは、猫が自力では出てこられなくなっている可能性があります。JAFなどのロードサービスに救出を依頼することをおすすめします。
猫がいるかもしれない状態で車を走らせるのは、悲惨な事故につながる可能性がありますし、車の故障の原因になってしまう可能性もあります。不運な猫もかわいそうですし、車の持ち主にとっても気持ちの良いものではありませんからね。
まとめ
猫バンバンは、ボンネットを叩くだけでなく、目視で確認することも大切です。また寒い時期だけでなく、1年を通しておこなうことが推奨されます。
わざわざボンネットを開けて確認するのは、面倒くさいなと感じることもあると思いますが、この一手間をかけることで、猫の命を守れますし、車の故障をも防ぐことにつながります。
猫のためにも、愛車のためにもぜひこのひと手間をお願いしたいと思います。
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