季節性インフルエンザの全国の医療機関から報告された患者の数が3週連続で“警報レベル”の目安を超えました。
厚生労働省によりますと、季節性インフルエンザについて、全国およそ5000の医療機関から今月5日までの1週間に報告された患者数は14万1998人でした。
1つの医療機関あたりの患者数は11週ぶりに減少し、前の週から0.53倍の「33.82人」でしたが、3週連続で「警報レベル」の目安となる「30人」を超えています。
都道府県別の感染状況を見ると、岐阜県が「70.67人」で最も多くなっていて、次いで茨城県で「60.18人」、愛知県で「55.97人」となっています。
厚労省は、患者数が減少したことについて「年末年始で医療機関が休みだったことにより、報告される患者数が減った可能性も考えられる」としていて、「引き続き状況を注視し、基本的な感染対策をお願いしたい」と呼びかけています。