『キッチン』で起きる猫のトラブル3選 コンロ、包丁…猫にとっては危険がいっぱい

2025-01-14 17:00

おうちのなかでも、特にキッチンまわりは、猫のトラブルが発生しやすい場所です。今回の記事では、どんな点に注意すれば良いのか、3つの具体例を紹介します。今後の安全対策のきっかけにしてみてください。

1.誤飲・誤食のトラブル

調理中の女性と猫

まず、ひとつ目に挙げたいトラブルは、誤飲と誤食です。普段、みなさんが何気なく使っているキッチンまわりには、実は、猫にとって有害なものがたくさんそろっています。

いちばん危険なのは、命に関わる食材を誤って食べてしまうことです。たとえば、玉ネギは、猫目線で見ると、非常に毒性の高い野菜のひとつ。いったん口にすれば、溶血性貧血、急性腎障害を引き起こし、最悪の場合、命を落としてしまうこともあります。

また、ハンバーグやカレー、シチューなどに入っている玉ネギを食べるのもNGです。玉ネギのほかに、ニンニクや青ネギ、ニラ、らっきょうなどのネギの仲間も健康被害のリスクがあります。愛猫にはネギ系の野菜には近づかせないことが重要です。

上記以外の食べ物では、ブドウ(レーズンなどの加工食品も含む)、ゆり根、チョコレートなども、猫に深刻な中毒症状をもたらす危険性があります。

飼い主さん自身が猫の危険食材についてしっかり理解したうえで、キッチンに仕切りを設置するなど、愛猫の誤飲・誤食防止に日頃から取り組んでみてください。

例えば猫にとっては高さがあるものでも、よじ登って乗り越えることは簡単です。愛猫の身体能力を考慮して、現実的な対策を考えましょう。

2.ペット火災の危険性

消防士と猫

キッチンまわりは、ガスコンロなどで火を扱うことも多く、ただでさえ火事の原因になりやすい場所です。飼い主さんがおうちにいれば、何か問題が起こってもすぐに対処できます。ただ、留守中はそうもいきません。

たとえば、飼い主さんがいない間、愛猫が誤ってIHコンロのうえに乗って、電源をオンにしてしまい、金属製品が加熱されたあげく、まわりにあるものを焼いてしまった―これは数年前に実際に起こったペット火災です。

NITE(製品評価技術基盤機構)の報告では、2013~2022年の間で、54件ものペット火災が発生しています。自宅のみならず、周辺の家々まで巻き込んでしまうと、それこそ大惨事です。もちろん、愛猫、飼い主さんの命もどうなるかわかりません。

ちなみに、火災につながるペットの誤作動は、電気コードをかじるなどを含め、「もふもふプッシュ」と総称されています。

自分の愛猫だけは大丈夫、と他人事にはとらえずに、「外出時はガスの元栓を切る」「IHコンロの電源をオフにする」「留守中は愛猫にケージに入ってもらう」など、悲劇を生まないように、ペット火災に備えておきましょう。

3.ヤケドなどのケガや感電のリスク

コンロの様子を見つめる猫

誤飲・誤食、ペット火災に加えて、キッチンまわりにはヤケドなどのケガの心配もつきまといます。

調理中のガスコンロ(IHコンロ)に愛猫の身体が触れたり、沸騰中の電気ケトルを倒してお湯がかかったり、一歩間違えれば大ヤケドを負いかねません。電気ケトルなどのポット系の上は、猫のお気に入りスポットになりやすく、特に注意が必要です。

同時に、包丁やハサミ、フォークなど、先の尖ったものを出しっぱなしにしていると、好奇心旺盛な愛猫が触ってしまう恐れもあります。同じ理由で、猫缶のフタや割れた食器などの放置も厳禁です。

万が一のケガを避けるためにも、包丁類などの危険性の高いものは、使い終えたらすぐに収納するように心がけてください。

電気コードを咬むことは感電の恐れもあり、死に至る危険性もあります。

コードの配線を見えないように目隠しするような対策をしたり、いたずらが大好きな子の場合、お留守番中はケージ内に入っていてもらうなどの対策も大切です。

まとめ

キッチンの白猫

キッチンまわりは、食べ物の匂いにつられて、愛猫がこぞって入りたがるスペースです。今回の記事では、キッチンで起こりがちな「誤飲・誤食」「ペット火災」、さらに「ケガや感電のリスク」について解説しました。

これを機に、今一度、キッチンまわりの安全性を確認し、愛猫のためにより良い環境を整えてあげてください。

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