「1年に1度は備蓄を確認する」相武紗季 自身の経験をもとに防災の備えについて語る

2025-01-14 22:12

13日(月)、女優の相武紗季が神戸ハーバーランドスペースシアターで開かれた『親子で学ぼう、地震への備え~阪神・淡路大震災から30年。みんなで地震後、考えよう~』にスペシャルゲストとして登壇し、トークイベントに参加した。

本イベントは、阪神・淡路大震災発生から30年となる機会をとらえ、日本損害保険協会と神戸新聞社が地震への備えの必要性を学べる防災イベントとして開催。

今回、兵庫県宝塚市出身であり子どもの頃に阪神・淡路大震災で被災した経験を持つ俳優の相武と、長年にわたり被災経験を語り継ぐ活動を続けている大濱義弘氏、日本損害保険協会の城田宏明会長の3名で、当時の記憶や体験を振り返るとともに、今後発生が危惧されるの地震への備えについてトークセッションをした。

当時の震災直後の状況について聞かれた相武は、「私が住んでいたところは全壊・半壊の地域だったので、直後の2階から見た光景は忘れられないです。あと、断水が続いた地域だったので、とても苦労した記憶があります。」と振り返る。

さらに、「その時に、水の大切さを実感しました。水の備蓄はとても大切ですね。」と訴えかけた。

その話を聞いた城田会長は、「実際に被災された他のお話は説得力があります。備蓄の大切さもそうですが、周りの人との助け合いもとても大事だと感じました。」とコメント。

続けて、普段の生活の中で気を付けていることについて問われた相武は、「当時9歳だったので大変だった記憶が薄れていることもありますが、とにかく備蓄することは今でも続けてます。今は長期保存できるモノも沢山ありますが、1年に1回は見直すようにしてます。家族全員で備えを確認することは意識してますね。」と語った。

トークセッションの最後、会場に足を運んだ人々に向けて相武は、「大人になって両親と震災について話した時に、9歳の私には想像もつかないような日々大変なことに追われていたんだなと知って今ではとても感謝しています。大人になって子供を持った今、いつか何かが起こった時の為に自分にできる最大限のことをこれからもしていきます。皆さんにも今日話を聞いていただきましたが、家に帰った時にご家族の方で備えについての会話が生まれたり、少しでもお役に立てていれば嬉しいです。」とメッセージを残し、会場を後にした。

イベントでは他にも、子ども向けの体験型コンテンツである「防災ヒーロー入団試験」や、地震を疑似体験できる「VR地震シミュレーター体験」、防災グッズづくりを体験できる「防災ワークショップ」や、ゆるキャラとくまモンのフォトセッションコーナーなど、様々なプログラムが用意され、来場者は楽しみながら防災について学んだ。

The post 「1年に1度は備蓄を確認する」相武紗季 自身の経験をもとに防災の備えについて語る first appeared on YESNEWS | 超肯定的ニュースサイト.
×