アメリカのニューヨーク・タイムズが発表した「2025年に行くべき52か所」
日本からは大阪市と富山市が選ばれました。
【写真を見る】NYタイムズ「2025年に行くべき52か所」今年は富山と大阪【ひるおび】
なぜ『ニューヨーク・タイムズ「2025年に行くべき52か所」』に選ばれたのか
富山市は混雑を回避しながら文化的な感動とグルメを味わうことができる点、大阪市は今年4月に開幕する大阪・関西万博が開かれる点から選出されました。
過去に選ばれた都市では…
盛岡市は、一年で観光客が60万人増加。山口市では欧米からの訪日外国人が倍増しました。
航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗氏:
盛岡は2年経っても継続していますね。
効果が永続的になったなという、いちばんの成功例は盛岡だと思います。
富山ってどんなところ?
富山市の特徴は、海と山が近いことです。また、東京から新幹線で約2時間、飛行機で約1時間と東京からアクセスが非常に良いことも特徴で、立山連峰、富山城と路面電車の景色を見ることができます。寿司が美味しい富山市、中でも鱒寿司が有名です。
富山市を選定したニューヨーク・タイムズ誌によると、
「富山市は能登半島地震と集中豪雨で被害を受けた能登半島への玄関口としての役割を果たしており、復興の一環として観光客を集めている」と評価しています。
また、富山市を激推ししたニューヨーク・タイムズ誌のクレイグ・モド記者は、「私は、B面が好きで名物(有名)なところには行かないタイプ。京都とか金沢ばかりではなく、日本のB面をできるだけ紹介しようと思った。」と話しています。
“2025年に行くべき場所富山” 2025年のいつ行けばいい?
富山県には富山市だけでなく、魅力のある場所が多くあるといいます。
一体いつ行くのがいいのか!
富山生まれ富山育ち、地元チューリップテレビの橋本星奈アナウンサーに聞きました。
橋本星奈アナウンサー:
ついに富山の魅力が世界にばれてしまった。自然・食・文化が詰まっていて春夏秋冬それぞれ魅力があります。
橋本星奈アナウンサーに聞く!季節ごとのおすすめは?
《今行くなら冬のおすすめ》
10月から2月が旬と言われている寒ブリや紅ズワイ蟹など海鮮が豊富。
橋本星奈アナウンサー:
地元のスーパーで販売されている刺身のクオリティが高い。
お刺身と地酒を飲む時が幸せです。
富山の魚介がおいしいのには理由があり、湾全体が天然の「生簀」状態なことや海と山が近いことで栄養豊富な河川水や湧水が海に流れ込み、魚にたくさんの栄養を届けられるためおいしくなります。
《春のおすすめ》
4月中旬から6月末頃まで見ることのできる高さ20mにも迫る巨大な雪の壁
あさひ舟川”春の四重奏”
4月1日から約2週間みることのできる「立山連峰」「桜」「菜の花」「チューリップ」の4層が織りなす美しい景色
ジョン・ドーブ氏:
行ったことがありますが、アジアのスイスですね。
グルメでは富山湾の宝石といわれているシロエビやホタルイカもあります。
航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗氏:
シロエビは生でも揚げてもおいしいしホタルイカも今はお寿司でも食べられます。
《夏・秋のおすすめ》
黒部ダムは観光放水が6月26日から10月15日。
毎秒10トン以上の水が日本一の高さから噴き上がる放水は大迫力となっています。
往復120分かけて紅葉の見どころを走る”黒部峡谷トロッコ電車”は、10月下旬から11月下旬が見頃。
宇奈月温泉は富山県随一の温泉街。
航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗氏:
(宇奈月温泉駅には)温泉の噴水があって、結構ポカポカしていていい感じです。
秋がいい感じですよ。秋は紅葉が見られますから。
鳥海高太朗氏のおすすめ 番外編
鳥海高太朗氏がおすすめ番外編として紹介する冬の定番メニューは、”富山市民のソウルフード”富山ブラックラーメンと、とろろ昆布が特徴の富山おでんです。
航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗氏:
色合いのはっきりしたものが多く、味だけでなくだけでなく見た目でも楽しめる
訪日外国人に人気の観光地は…
JR富山駅から約800mの富岩運河環水公園が人気。
この公園が人気な理由の1つとして、公園内にあるスターバックス コーヒー 富山環水公園店が世界一美しいことがあげられます。
ジョン・ドーブ氏:
ニューヨークのスターバックスは都会にあるイメージが強いが、緑の景色に囲まれ自然の中にスタバがある写真を見て富山を知った訪日外国人が富山を知るきっかけになる。
(ひるおび 2025年1月10日放送より)