イスラエルの駐日大使が会見を開き、イスラム組織ハマスとの停戦合意の今後について期待感を示す一方で、ガザの今後の統治については「現時点で答えはない」と話しました。
イスラエルのギラッド・コーヘン駐日大使は20日、都内の日本記者クラブで会見を開きました。
コーヘン大使は、イスラエルとイスラム組織「ハマス」との停戦について「トランプ次期大統領がこのディールの実現に向けて動いてくれることで、第3段階まで進められるだろう」と今後の期待を話しました。
一方で、パレスチナ自治区ガザの今後の統治について「『ハマス』が担うことは決して認めない」としましたが、「誰が統治するのか現時点で答えはない」と述べました。
ネタニヤフ首相率いる連立政権の中では極右政党が停戦に強く反対していますが、「ガザ地区に再び侵攻しない」ということについては「イスラエル政府として決定した」と政権内の統一された決定であるとしました。