合同捜査本部が取り調べ拒むユン大統領を連行しようとするも拒否され中止　21日の弾劾審判の弁論に尹氏本人も出席、弁護団が明らかに

韓国で史上初めて現職大統領として逮捕された尹錫悦氏について、合同捜査本部が取り調べのために拘置所から捜査機関に連行しようとしましたが、尹氏に拒否され、中止しました。

尹大統領は19日、「非常戒厳」宣言をめぐって内乱を首謀した疑いで逮捕されました。ソウル拘置所の独房に勾留され、逮捕後の取り調べを2度拒否しています。

これを受け、合同捜査本部は20日、尹氏を取り調べるため、拘置所から高位公職者犯罪捜査庁に連行しようとしました。

しかし、尹氏はこれも拒否。合同捜査本部は午後9時ごろに人権保護の規定に従って連行を中止したと発表しました。

また、憲法裁判所は21日、尹大統領を罷免すべきか判断する弾劾審判の3回目の弁論を開きますが、弁護団は尹氏本人も出廷すると明らかにしました。