犬を泡で洗うのが主流になりつつあります。でも、全ての犬種を泡で洗うと驚きの結果になってしまいます

2025-01-21 13:15

YouTubeで『ペット シャンプー』と検索するとほとんどが泡でワンちゃんを洗う動画。獣医師やプロトリマーも泡で洗うのがBestだと激推ししてますが、この記事では泡のモフモフ洗いに少し反論したいと思います。

獣医師やプロトリマーが力説する泡洗いのメリットとは?

泡だらけの犬

Webで獣医師などが解説している泡シャンプーのメリットはだいたい以下のようなもの。

  • 1.犬の皮膚は人間の赤ちゃん程度の薄さしかなくデリケート、泡は皮膚への刺激を軽減できる
  • 2.液体シャンプー剤より、泡になった状態の方が汚れを包んで吸着しやすくなる
  • 3. 目・耳・口に入りにくい
  • 4. すすぎ残しが出にくい

上の1~4全ての項目は『ペットシャンプーは犬猫の皮膚にダメージを与える』という事が前提になっていて、泡がそのダメージを軽減するというロジックですね。

私はプロトリマーなどに『シャンプーの何が肌にダメージを与えてるの?』と聞くんですが、即答できる方はおられません。でもそれは無理もなくて、市場では誰も説明していないので答えようがない意地悪な質問なんです。

ですが一方、「石油系界面活性剤 皮膚 ダメージ」と入力してネット検索をしてみれば、シャンプーが与える皮膚へのダメージを解説したサイトがたくさんあります。

ほとんどの記事では、肌への高い浸透性と残留性がダメージの正体と解説しており、浸透性・残留性は洗浄力が上がれば比例して高くなる性質だと分かります。でも、この知識がないままシャンプーを使わざるを得ない方の多くは、『泡シャンプーのメリット』は有効なのだろうと思ってしまうわけで、この中にはプロトリマーも含まれています。

泡シャンプーのメリットをアピールしているサイトには、大手洗浄剤メーカーの物もありますが、大手さんはもちろん浸透性をご存じです。その上で泡シャンプーのメリットをPRしているのを見ると、今後も『肌への浸透性がある石油系界面活性剤を使い続ける』と意思表明しているようにも見えます。

事実、現在市場で販売される人間用シャンプー・ボディーソープ・歯磨き粉など、洗浄剤のほとんどは石油系界面活性剤を使用しており、もちろんペットシャンプーも含まれます。

はい、それでは反論したいと思います。

泡シャンプーは本当に肌に優しいのか?

泡まみれの犬

それでは上記4項目のメリットについて私なりに解説してみます。

  • メリット1:犬の皮膚は人間の赤ちゃん程度の薄さしかなくデリケート、泡は皮膚への刺激を軽減できる

液体シャンプーを泡にするという事は、空気で洗浄成分を希釈するという事です。多くの場合、お湯で希釈した上で泡を作りますから、空気とお湯のダブル希釈なわけです。

もともと浸透性を考慮して洗浄力を抑えてあるペットシャンプーをダブル希釈すれば、「洗浄力が落ち浸透性も下がるので皮膚への刺激が軽減される」のは理解できます。

でもこのために、洗浄力が極端に落ちて2~4回シャンプーするのが常態になっています。シャンプー回数を増やして肌への刺激を増やしていてはメリットと言い辛いですね。

犬の肌をことさらデリケートに印象付けるこのメリットですが、スリッカーやコームは直接肌に触れずに使用できません。刺激というならよほどこちらの刺激の方が大きいのですが、犬や猫の肌はビクともしないのです。「皮膚が薄いから浸透に敏感」である事を知らせずに泡シャンプーを勧めようとすると、メリットと実態にアンマッチをおこしますね。

  • メリット2:液体シャンプー剤より、泡になった状態の方が汚れを包んで吸着しやすくなる

マイクロバブル

この泡の洗浄力UP理論、犬の体で科学的に実験したエビデンスがあるのでしょうか?

大前提として、液体と泡の洗浄力比較をすれば、液体が圧倒的に高いことは明らかです。この理論は、泡がはじける時に汚れを取り除く「マイクロバブル」の導入が進んだ頃から、「泡=洗浄力UP」のイメージが広範囲に広がったプロトリマーを中心とした謎理論の気がします。

仮にこの理論が正しいとしても、ポメラニアンやダブルコート犬種の肌に手早く泡シャンプーを届けることが物理的に難しいことをどうクリアするのでしょう?汚れに泡が届かない限り「汚れを包んで吸着」させることはできないはずですが…

100歩譲ってもこの洗浄効果は被毛(コート)のみに有効だと言わざるを得ず、大半の汚れが存在している皮膚上の汚れは残されてしまうはずですから、ポメラニアンの飼い主にシャンプージプシーが多いのもうなずけます。

  • メリット3:目・耳・口に入りにくい
  • メリット4:すすぎ残しが出にくい

この2つのメリットは、すでに解説済みの「石油系界面活性剤の浸透性・残留性」を回避しやすいと言うほどの事ですから、ここで多くを語る必要はないでしょう。

石油系界面活性剤がほとんどなら、例外もある?

手のひらの泡

例外は、純植物性コロイドシャンプーです。このタイプのシャンプーは肌に触れた時の反応が石油系界面活性剤とは違います。

シャンプーを使う時は、真っ先に肌を保護している皮脂膜に触れますが、石油系はその皮脂(油)と水を混ぜ合わせて汚れを落としつつ、皮脂の取り除かれた皮膚への浸透を始めます。

これに対し純植物系は、皮脂に触れると洗浄成分がグリセリン(保湿成分)に変化して浸透を止めます。

このため、石油系が浸透を避けるため洗浄力を下げるのに対し、はるかに高い洗浄力をそのまま使えるので、シャンプーの時間・回数を圧倒的に減らせ、泡シャンプーをはるかに超える「やさしさの効果」を発揮します。

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