犬が発症してしまう「レッグペルテス病」をご存知でしょうか?この記事では、犬のレッグペルテス病の3つの症状から飼い主にできることまでご紹介します。
犬が発症してしまう「レッグペルテス病」とは?
犬のレッグペルテス病は、太ももの付け根部分に当たる「大腿骨頭(だいたいこっとう)」が壊死する病気です。
日本名では「大腿骨頭壊死症」と呼ばれ、また発見者の名前から、「レッグ・パーセス病」や「レッグ・カルベ・ペルテス病」とも呼ばれることもあります。
トイプードルやポメラニアン、ミニチュアピンシャー、マルチーズといった1歳未満の小型犬を中心に発症が見られる病気です。
遺伝による影響と考えられていますが、転倒や飛び降りといった強い衝撃がきっかけになる場合もあれば、ある日突然痛くなる場合もあります。
症状が重症になるに連れて、足に強い痛みが走るのが特徴です。片足に症状が見られる場合もあれば、両足に出てしまうこともあります。
犬のレッグペルテス病の主な3つの症状
犬がレッグペルテス病にかかると、一体どのような症状が出るのでしょうか?ここでは、主な3つの症状を解説します。
1.片方の後ろ足を上げる
レッグペルテス病にかかった犬に多く見られる初期症状が、片方の後ろ足を上げるというものです。大腿骨頭に痛みが走るため、後ろ足に不自然な動きが出てしまいます。
2.足をかばうように歩く
症状が進行するにつれて、後ろ足をかばったり引きずって歩くような「跛行(はこう)」という症状が出てきます。
普通に立っていることもつらくなり、足を上げたままかばうように歩くといった行動も多く見られます。
3.股関節に痛みを感じやすくなる
股関節に触れただけで痛みが走るため、接触を避けるようになるのが一般的です。過敏症になると飼い主が触れようとしただけで噛みつくおそれも出てきます。
散歩や遊びも思うようにできなくなり、徐々に動けなくなってしまう状態も続くでしょう。片足の筋肉がやせ細ってしまうなど、見た目にも変化が出てくることも多いです。
筋肉の萎縮により股関節の可動域が狭まってしまうと、普段できることが思うようにいかなくなります。さらに症状が悪化すると足で立つことができず、お尻歩きのような行動を起こす犬もいます。
飼い主にできること
犬のレッグペルテス病は原因がわからないため、未然に予防することはできません。「飼い主ができることは何があるの?」といえば、愛犬の動きに違和感を感じたら、放置せずに動物病院で相談をすることです。
初期症状であれば薬の投与や運動制限、レーザー療法といった治療が行われます。しかし、レッグペルテス病は進行性の病気であるため、すぐに回復・改善させることは難しいです。
症状が進行した場合は、手術による大腿骨頭の切除が必要になります。
落下や転倒といった危険のある場所を避けて、愛犬が安全に暮らせる環境をぜひ整えてあげてください。
また、レッグペルテス病のみならず、何らかのケガや病気を早く発見するためにボディチェックを欠かさずに行ってくださいね。
まとめ
犬のレッグペルテス病は、具体的な予防方法はありません。しかし、このような病気があることを知ることが第一歩となり、早期発見につながりやすくなります。
いつもと少しでも違う動きが見られる場合は「単なるケガかな」と思わずに、一度動物病院に連れて行くことが大切です。早めに発見するために、愛犬とのコミュニケーション時間の確保もこの機会に行ってみてください。
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