パーキンソン病患者自らが制作したドキュメンタリー映画『やまない症動』が公開。全国組織の代表が、社会での理解を願い、支えを求める。同じ病の患者の方々に「前を向いていきましょう」と呼びかけ。

パーキンソン病。
聞いたことはあるけど、説明をできる人は少ないのではないでしょうか。
【写真を見る】パーキンソン病患者自らが制作したドキュメンタリー映画『やまない症動』が公開。全国組織の代表が、社会での理解を願い、支えを求める。同じ病の患者の方々に「前を向いていきましょう」と呼びかけ。
この病気の全国組織の代表が、「TBSドキュメンタリー映祭」での舞台挨拶に立ち、「映画をきっかけに病を知ってもらい、前を向いて進みましょう」と社会の理解を求めました。
『やまない症動ー死ねない難病に挑むテレビマンの記録』は、「TBSドキュメンタリー映画祭2026」で上映されている16本の映画のひとつです。
8年前にパーキンソン病と診断されたTBSテレビ社員の増山賢(57)が監督。
増山の場合は、手や目など身体のとても多くの部位が思うように動かなくなり、毎晩不眠になります。病気の進行は止まりません。症状は人によって異なり、原因や完全な治療方法を求めることは医学界の課題です。
多くの場合に外見にも表れる病です。増山は変化を強いられる社会生活での行動だけでなく、夫として、二人の娘の父として、家族への接し方にも様々に悩んできました。
それでも「パーキンソン病から逃げたくない」と、自分の生き方をドキュメンタリー映画として自らを取材、‘’先輩の‘’患者の方々にも取材をし、映画として上映に結び付けました。
13日夕方、満席の「ヒューマントラストシネマ」渋谷で上映されました。映画の後に行われた舞台挨拶イベントには、「全国パーキンソン病友の会」の丸山美重代表が招かれました。客席は、パーキンソン病で杖を必要とする方々なども多く訪れました。
丸山代表は「自分も診断されたときは相談相手もいなく不幸のどん底のような状態になりました。パーキンソン病になるとなかなか笑うことができませんが、増山監督はきょうも笑っています。こうして映画をきっかけに皆さんにも知っていただき、家族や医療関係者など多くの方々の努力のもとで、自分の命があることを感謝しつつ、皆さん前を向いていきましょう」と呼びかけ、大きな拍手が沸き上がりました。
増山監督は、「舞台に立っても何分もマイクを持つこともできません」とこの時の症状を説明しながら、「こうしてみなさんを前にして、支えられて生きているという感じがします。みなさんに感謝します」と、頭を下げました。
ドキュメンタリー映画『やまない症動』は、「TBSドキュメンタリー映画祭2026」が開催される、東京、大阪、名古屋、京都、福岡、札幌の各都市で、順次、上映されます。