■大相撲初場所・13日目(24日、東京・両国国技館)
2敗で優勝争い単独トップの金峰山(27、前頭14)は、大関・琴櫻(27)を突き出しで下し2敗を死守。初優勝へ前進、琴櫻は負け越しとなった。
この日、1差で追う4人の3敗勢(豊昇龍、霧島、王鵬、尊富士)も全員白星。霧島(28、前頭筆頭)は高安(34、前頭6)との元大関対決となり、激しい突き押しの相撲から最後は土俵際で突き落とし。一度物言いがついたが、軍配通り霧島が勝利。
王鵬(24、前頭3)は過去1勝6敗と苦手にしている宇良(32、前頭4)をはたき込みで下し3敗を死守。父は元関脇・貴闘力、祖父は元横綱・大鵬の王鵬は、史上初“3世代V”の可能性を残した。
豊昇龍(25)は大の里(24)との大関対決を首投げで制し、綱取りへわずかな望みをつないだ。昨年春場所以来の優勝を狙う尊富士(25、前頭11)は小結・阿炎(30)と対戦し、土俵際で阿炎の突き落としを食らうも踏みとどまり、押し出しで白星をつかんだ。
【大相撲初場所・上位力士】
2敗)金峰山
3敗)豊昇龍、霧島、王鵬、尊富士