埼玉県警草加署はきょう、署内の留置場で留置していた75歳の女性が呼吸を荒くし、苦しそうな状態で見つかり、病院に搬送後、死亡が確認されたと発表しました。女性は数日前から、食事を出されても食べることを拒否していたということです。
草加署によりますと、死亡したのは今月16日に殺人未遂の疑いで逮捕されていた75歳の女性です。
きょう午前4時すぎ、監視していた署員が、呼吸を荒くし、苦しそうにする女性に気づき、心臓マッサージの救命措置が行われましたが、女性は意識のない状態で病院に運ばれ、およそ2時間後に死亡しました。
女性は死亡する数日前から1日に3回提供される食事をほとんど口にせず、前日(23日)の夜も、食事を充分に取らなかったことから、警察は女性を病院に連れて行ったということです。また、女性の容体の変化を確認するため、女性が目につく位置に署員を配置して監視をしていたということです。
警察は女性の死因を調べるとともに、対応に問題がなかったかについても確認しています。
草加署は、取材に対し「現在、原因を調査中ですが、亡くなられた方には心からご冥福をお祈りいたします。今後とも適正な留置管理に努めて参ります」とコメントしています。