DeepL、次世代言語モデルと文章校正機能の追加でDeepL APIを強化

2025-01-29 10:00

- -拡張されたAPIソリューションで、高精度な翻訳と文章校正機能へアクセス可能に。企業の更なる効果的なコミュニケーションと成長を支援

ケルン(ドイツ)発, 2025 年 1 月 29 日 /PRNewswire/ -- 言語AIの世界的な先進企業であるDeepL(本社:ドイツ連邦共和国ケルン市、CEO:ヤロスワフ・クテロフスキー、以下DeepL)は、同社のAPIソリューションであるDeepL APIに「DeepL次世代言語モデル」と「DeepL API for Write」の2つの強力な新機能を追加したことを発表しました。

DeepLの次世代言語モデルは、より正確で精度の高い言語翻訳を提供し、DeepL API for Writeは文法提案やスペル修正など、同社の高度な文章校正機能にユーザーがアクセスすることを可能にします。これらの機能強化により、DeepLは急成長しているAPI顧客ネットワークに対し包括的な言語AIツール群を提供し、コミュニケーションの改善、業務効率の向上、コスト削減ができるよう支援します。

DeepLの最高技術責任者(CTO)であるセバスチャン・エンダーラインは、次のように述べています。

「DeepLのAPIソリューションへの次世代言語モデルと高度な文章校正機能の追加は、世界中の企業が新たな市場での成長を加速できるよう、言語の障壁を取り除くという使命を追及する当社にとって重要なマイルストーンでとなります。DeepL APIは、その柔軟性と利便性から、DeepLで最も支持されているソリューションの1つです。自動化によって言語関連業務の品質と効率性を高めることを目指す企業にとって、DeepL APIは非常に重要な役割を果たしてきました。DeepL APIを通じて、企業はDeepLの言語AIツールを電子メールワークフローや電子商取引(EC)プラットフォームなど、社内外のアプリケーションに直接統合することで、言語の壁やコンテンツのローカライズ、文章の明瞭化を含むさまざまな課題を克服することができます。また、当社の定評ある厳格なエンタープライズグレードのセキュリティ基準も維持されるため、機密情報を常に保護することができます」

DeepLの特化型言語AI技術へのプログラムアクセスを提供するDeepL APIは、ドイツ鉄道株式会社、Weglot、パナソニックコネクト、24Translate、Alzaなど、さまざまな業界の大手企業から信頼されています。企業はDeepLのAPIを導入することで、世界レベルの安全性と高品質な翻訳機能、そしてこの度追加された文章校正機能を、社内外のWebサイトやアプリケーションなどで直接活用することができます。

今回の発表でDeepLのAPIソリューションとして新たに提供する機能と利点は、次の通りです。

  • DeepL次世代言語モデルによる翻訳品質と精度の大幅な向上:言語AIと翻訳に特化して構築されたDeepL独自の大規模言語モデル(LLM)技術を用いた次世代言語モデルの統合により、APIユーザーは一層高品質な翻訳を利用できるようになり、翻訳と編集の時間のさらなる短縮が可能です。一流の言語学者を対象に実施されたブラインドテストでは、英語と日本語および中国語簡体字の組み合わせた翻訳において、次世代言語モデルが、従来モデルに比べ1.7倍の顕著な改善を示しました。さらに、英語とドイツ語の組み合わせでは1.4倍の改善を示しました。また、DeepLの次世代言語モデルは、翻訳品質においても競合他社を大きく上回ることが証明されています。2024年に実施したブラインドテストでは、DeepLと同等の品質を得るためにGoogleは2倍以上の校正を必要とし、ChatGPTは3倍以上の校正を必要とすることが実証されました。

  • DeepL API for Writeを通じた新しい文章校正および編集機能:ビジネスコミュニケーション向けの高度な文章校正ツールであるDeepL Writeが、DeepL翻訳と同じインターフェイスを通じてAPIユーザーに提供されます。テキストを自動入力する汎用型生成AIツールや、基礎的な文法修正ツールを凌駕するDeepL Writeは、創造的な文章校正アシスタントとして機能し、下書きプロセスにおいて、単語の選択、言い回し、文体、語調についてAIを活用した提案をリアルタイムで提供します。本機能の追加により、ナレッジワーカーがビジネス文書を作成する方法が変革され、社内コミュニケーションから顧客向けのメッセージや契約書まで、あらゆる言語翻訳の正確性と品質を向上します。

日本でAPIを活用されているお客様の一つが、リーガル領域でのITシステムを手掛ける株式会社LegalOn Technologiesです。LegalOnは、DeepLの対応言語の多さや、DeepL Writeのような先進的な取り組みを評価し、今後の製品機能の拡張の際の連携を視野に、DeepLのAPIをLegalOnの製品である「LegalForce」に組み込む形で採用しました。

LegalOn Technologisのエンジニアリングマネジメントグループ ディレクターである
翁 松齢氏は、次のように述べています。
「日常的に利用いただいているLegalForceの中で翻訳も完結するということに価値があると思ってくださるお客様も多く、LegalForceの中に翻訳機能をパッケージングできたのは、非常に意味のある開発だったと思っています。DeepLのAPIを活用したことで、情報の完全性や機密性という点の懸念がクリアできたのも非常に価値が高かったと改めて思っています」

次世代言語モデルを搭載したDeepL APIは、英語、日本語、ドイツ語、韓国語、中国語(簡体字)に対応しており、近日中に対応言語を追加する予定です。また、DeepL API for Writeは、ドイツ語、英語(イギリスおよびアメリカ)、スペイン語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語(ポルトガルおよびブラジル)に対応しています。DeepL API Proユーザーは、エンタープライズグレードのセキュリティおよびコンプライアンス基準によって保護されており、API Proアカウントの翻訳がモデルの学習に使用されることはありません。

DeepLのビジネス向けAPIソリューションの詳細については下記をご覧ください。https://www.deepl.com/products/api

DeepLについて

DeepLは、世界中のビジネスにおける言語の障壁を取り除くことを使命としています。DeepLの言語AIプラットフォームは、228のグローバル市場で10万社以上の企業、政府機関、その他の組織と数百万人の個人から信頼を得ており、テキストと音声の自然な翻訳と、人間が行ったような文章の推敲を実現しています。企業のセキュリティを念頭に置いて設計され、言語向けに特別にチューニングされたDeepLのAIソリューションを世界中の企業が活用し、ビジネスコミュニケーションの変革、市場の拡大、生産性の向上を実現しています。CEOのヤロスワフ"ヤレック"・クテロフスキーによって2017年に設立されたDeepLは、現在1,000人以上の情熱的な従業員を擁し、Benchmark、IVP、Index Venturesを含む世界的に有名な投資家の支援を受けています。

シンボルマーク - https://mma.prnasia.com/media2/2447716/5135171/DeepL_Logo.jpg?p=medium600

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