『よく鳴く猫』と『鳴かない猫』がいる理由5つ 性格の違いや上手な接し方まで解説

2026-03-15 20:20

猫は大人になると鳴かなくなると言われていますが、人間と暮らしている猫のなかには、常になにかを訴えかけるように鳴く猫もいれば、めったに声を出さない猫もいます。この違いはなぜ生じるのでしょうか?今回は、よく鳴く猫と鳴かない猫がいる理由について解説します。

1.猫種

あくびをするシャムの子猫

よく鳴くかどうかは、血統や遺伝も関係しています。よく鳴く猫の傾向として、人間とのコミュニケーションを好むだけでなく、日常的にさまざまな鳴き声を発することが知られています。 例えば、シャムなどの東洋系の猫種は、おしゃべりな性質を持つ個体が多く、飼い主さんに積極的に声をかける場面がよく見られます。

一方、ペルシャやブリティッシュショートヘアなどは、あまり鳴かないと言われています。性格的にもおとなしく、静かな環境で過ごすことを好む猫が多いでしょう。

よく鳴く、鳴かないは、猫の長い歴史の中で人間がどのような気質の個体を選別して繁殖させてきたかという点が大きく影響していると考えられます。

2.育った環境

顔を寄せ合う2匹の猫

成猫がよく鳴くのは、人間との共同生活の中で覚えた後天的な行動によるものです。猫はもともと単独で行動するため、野生の成猫同士で鳴き声を使ってコミュニケーションを取ることはほとんどありません。

よく鳴く猫は、子猫の頃に鳴くことでご飯をもらったり、遊んでもらったりといった経験を重ね、鳴くと要望が叶うと学習したためと考えられます。また、多頭飼育や常に誰かが家にいる賑やかな環境で育った猫も周囲の音に反応して声を出すことが増えます。

一方、あまり鳴かない猫には、飼い主さんが先回りしてご飯やお世話をしてくれるため、鳴く必要がないという傾向があるようです。

3.性格

遊んでいる2匹の猫

猫がよく鳴くかどうかは、性格にも左右されます。甘えん坊で社交的な性格の猫は、飼い主さんの姿を見かけると鳴いて注目を引こうとする場合があります。こうした猫にとって、鳴くことは愛情表現やコミュニケーションの一環なのです。

一方、自立心が強く落ち着いた性格の猫は滅多に鳴きません。常に、自分のペースを大切にし、コミュニケーションも最低限であることが多いでしょう。要求があるときでもじっと座って待つなど態度で示すことが多いです。

ただし、鳴かないからといって感情が乏しいわけではありません。性格によって表現方法が異なるだけです。愛猫がどちらのタイプかを見極め、それぞれの個性に合わせた接し方を心がけましょう。

4.ストレス・不安

袋に入っている猫

ストレスや不安を感じやすい繊細な性格の猫は、些細な環境の変化をきっかけによく鳴くことがあります。例えば、引っ越しや家具の配置替え、人間や動物の家族が増えるなどがきっかけになります。

逆に、適応能力が高い猫は環境の変化に強く、あまり鳴かない傾向があります。

また、運動不足や退屈といった日常的な不満が積み重なることで、要求鳴きがエスカレートすることも少なくありません。

ストレスや不安を感じやすい猫は、鳴いているときに叱ると逆効果になることがあります。まずは猫が安心できる場所があるか、十分に遊べているかを確認しましょう。

5.シニア猫

ご飯を食べるシニア猫

シニア期に入った猫が急によく鳴くようになった場合は注意が必要です。加齢による心身の変化や病気が疑われます。

よくあるのは、視力や聴力の衰えで状況を把握しづらくなって、不安から大きな声で鳴くようなケースです。認知機能の低下や甲状腺機能亢進症などの病気によって夜鳴きが増えることも。また、シニア期の猫のなかには、寂しさからよく鳴くようになる場合もあります。

シニア猫がよく鳴くようになった場合は、病気の可能性も考えて対処する必要があります。鳴き声の変化に気づいたら、まずは獣医師に相談しましょう。

一方で、シニア期でもこれまでと変わらずに心身ともに元気な猫は、あまり鳴かないことも少なくありません。

まとめ

正面を見つめていて鳴いている猫

猫が鳴くか鳴かないかは、遺伝、環境、性格、加齢などさまざまな要因が影響しています。

一般的に、よく鳴く猫は人懐こく、飼い主さんとのコミュニケーションを好む傾向があります。一方で、あまり鳴かない猫は、ひとりで静かに過ごすことを好む傾向があるようです。愛猫の傾向を把握し、お互いにとってほどよい距離感で付き合えるように心がけましょう。

ただし、ある日突然鳴き方が変わったり、執拗に鳴き続けたりする場合は、ストレスや体調不良の可能性があります。必要に応じて生活環境を見直したり動物病院で相談したりすることをおすすめします。

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