犬のジャンプが危険な理由3つ 起こりうるケガのリスクから対策法まで解説

2025-01-30 16:00

『犬のジャンプが危険な理由』についてまとめました。ジャンプによるケガで犬が快適に生活することができなくなることがあります。ジャンプをさせないための対処法を解説します。

犬のジャンプが危険な理由

犬をジャンプさせる人

犬って意外とよくジャンプしますし、「抱っこして~」「おやつちょうだい!」と、ぴょんぴょん飛び跳ねる姿が可愛いですよね。

アジリティなどの競技で犬が大ジャンプする姿を見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、基本的には、ジャンプすることは犬にとって危険な行為です。ジャンプが危険な理由を3つ紹介します。

1.関節を痛めることがあるため

犬のジャンプが危険な理由は、関節を痛めることがあるためです。

ジャンプして着地したとき「キャンッ!」と甲高く大きな鳴き声を上げることがあります。衝撃によって痛みが生じた可能性があります。

足を上げたままジッとしていたり、足を引きずったりすることがあり、飼い主が触れようとすると怒ることもあります。しばらくすると、いつも通り歩くようになる場合もあります。

しかし、関節への負担が大きく痛みが続く場合には、数日間足を引きずったり、触れると痛がって鳴いたりすることもあるため注意深く見てあげましょう。

いつも通り過ごしているようで、関節をよく見てみると、腫れているように見えることがあります。さらに触れてみると、明らかに腫れていることが分かることもあります。

2.脱臼することがあるため

犬のジャンプが危険な理由は、脱臼することがあるためです。

膝のお皿が外れてしまうことを「膝蓋骨脱臼」と言い、パテラと呼ばれることもあります。股関節と大腿骨がズレてしまうことを「股関節脱臼」と言います。

膝蓋骨脱臼の診断を受けると、1~4のグレードに分けられることがあり、グレードが高いほど歩行が困難になり、外科手術が必要になることがあります。

3.骨折することがあるため

犬のジャンプが危険な理由は、骨折することがあるためです。

軽度の骨折であればギプスで固定する治療のみで治る場合もありますが、手術が必要な場合が多く、数十万円の医療費がかかる場合もあります。

手術が必要な状態であるにも関わらず、持病があることや高齢であることを理由に全身麻酔によるリスクが高く、手術を受けることができない可能性もあります。

完治するまでには数カ月から半年以上かかることがあり、リハビリも欠かせないでしょう。以前のように歩けるようになるまで、犬の体だけでなく、心にも大きな負担を与えることが考えられます。

検査・手術・入院・通院と、飼い主への経済的な負担も大きいでしょう。

犬にジャンプをさせないための対策法

子犬をジャンプさせる子供

過度に興奮させないこと

犬が興奮しそうなときは、オスワリ・待て・伏せなどの指示を出し、過度に興奮させないようにしましょう。

飼い主が一緒にはしゃいだり大きな声を出したりなど、犬の興奮を煽るような行為もしてはいけません。

しゃがむこと

嬉しくて興奮し、犬が人に飛びつくようにジャンプすることがありますね。

こんなときは、犬の目の前にしゃがみましょう。犬と同じくらいの目線になることで、犬が高くジャンプせずに済みます。

滑らない床にすること

ジャンプしてしまったとき、上手く着地することができない理由には、床が滑りやすいことが挙げられます。

フローリングであったり、ズレやすい敷物であったりすると、犬がジャンプして着地したとき、滑って転倒してしまう恐れがあります。脱臼や骨折の大きな原因です。

ジャンプしてしまったときのことを考え、犬にとって安全な床に整えておくことも大切なことです。

まとめ

黒いギプスをした犬

犬のジャンプが危険な理由を3つ解説しました。

  • 関節を痛めることがあるため
  • 脱臼することがあるため
  • 骨折することがあるため

ジャンプによる怪我は、犬の生活に支障をきたすことがあります。歩行が困難になった愛犬の介助をすることは、飼い主にとっても大きな負担になることがあります。

ジャンプをする犬を叱ったり怒鳴ったりするのではなく、ジャンプをさせないための環境を作ることが大切だと思います。しっかり対策していきましょう。

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