猫はほめて伸ばす!『陽性強化法』を実施するときの4つの守るべきポイント

2025-02-05 17:00

犬と比べるとしつけるのが難しいと言われている猫ですが、全くしつけられないというわけではありません。犬へのトレーニングと同じ陽性強化法は、猫にも有効です。ただ、犬と猫の習性の違いなどをしっかりと理解しておくことで、より効果的で適切なしつけを行うことができるでしょう。猫に対して陽性強化法を実施するときのポイントをご紹介します。

陽性強化法と子どもをほめて伸ばす教育の違い

猫と子ども

陽性強化法とは、犬や猫に対して用いられるしつけやトレーニング方法の1つで、現在では犬や猫に対する最適なトレーニング方法として、世界的に活用されています。

犬や猫は、自分の体験を元に、その場の状況や自分の行動がどのような結果をもたらすかを学びます。彼らのこの思考回路を活用して、飼い主さんと犬や猫との信頼関係を損なわずにしつけやトレーニングを行う方法として確立されたのが、陽性強化法です。

基本は「飼い主さんにとって増やしたい行動(良い行動)を行なったらすぐにほめ、その行動を猫が自らの意思で行うように促していく」ことです。「ほめられる=猫にとって良いこと」だと思えば、積極的に行うようになっていきます。

「ほめることで良い行動を引き出す」と聞き、子どもへの「ほめて伸ばす教育」を思い浮かべた方も多いかもしれません。

ほめて伸ばす教育は、自己肯定感が上がる、失敗を恐れない精神が養われるなどのメリットもあれば、打たれ弱くなる、自分でモチベーションを上げにくくなるなどのデメリットもあり、賛否両論の議論が交わされています。

しかし陽性強化法は犬や猫の習性から生まれた考え方で、ほめて伸ばす教育とは目的も異なります。あえて共通点を挙げるとすれば、「飼い主さん(親)との信頼関係がアップする」点くらいでしょうか。そのため、混同しないようにしましょう。

陽性強化法に関する犬と猫の違いって何?

猫と犬

モチベーションの上がるご褒美

犬と猫との大きな違いは、社会性です。群れを作り協力しながら暮らすのが基本である犬と、単独で暮らすことの多い猫では、協調性や他者から受ける評価といった点への関心度が大きく異なります。

猫の場合は、ほめ言葉をかけられたり撫でられたりしても、あまりモチベーションが上がらないかもしれません。猫にとって魅力的なご褒美を選ぶためには、猫の気持ちをよく理解しなければなりません。

行動の引き出し方

犬は、ある程度トレーニングを重ねることで、飼い主さんの指示に従うことができるようになります。そのため、良い行動をするように誘導することも比較的容易です。しかし自己責任で行動する猫を、飼い主さんの指示で動かすことはかなり難しいです。

そのため猫の場合は、してほしくない(悪い)行動ができないような環境を整えた上で、猫が良い行動をした瞬間を見逃さず、すぐにほめるといった方法を取ることが一般的になります。

集中力を維持できる長さの違い

しつけやトレーニングを行う場合、いつまでもダラダラと行っても効果は上がりません。集中力が切れる前に終わらせる必要があります。猫は犬よりも集中力を維持できる長さが短いため、ごく短時間のトレーニングを頻繁に行う方が適しています。

猫に陽性強化法を実施するときに守るべきポイント

ボロボロのソファに座る猫

1.効果の決め手はタイミングと繰り返し

猫の行動とほめられたことを関連付けさせるためには、とにかくすぐにほめることが大切です。猫の場合、良い行動をしたら3秒以内を目安にほめるようにしてください。

良い行動を見たら、すぐに「良い子だね!」と優しく声をかけながら近づいて行き、ご褒美をあげましょう。この一連の行動を何度も繰り返すことで、「良い行動=ほめ言葉=ご褒美」と関連性を理解してくれるでしょう。

2.魅力的なご褒美の選び方

犬のようにほめられることが直接的なご褒美になりにくい猫の場合、大好きな「おやつ」が最も魅力的なご褒美になるケースが多いようです。

ただし、飼い主さんとの関係性が深まることによって、ほめ言葉や優しく撫でられること、一緒に遊んでもらうことなどがご褒美になるケースもあります。まずはおやつから始め、その子に合わせていろいろと試行錯誤して最適なご褒美を見つけましょう。

3.教えるためには一貫性が大切!

ただ闇雲にほめれば良いというものではありません。飼い主さんの中で「良い行動」や「悪い行動」をしっかりと決め、その基準をブラさずに一貫性をもって実施することで、効果を上げることができるのです。

ほめ言葉も、1つに決めて使い続けることで、猫にも理解してもらえるようになるでしょう。

ご家族の中で共通したルールを決め、ご家族全員が同じ基準や言葉で一貫性を持たせることが大切です。

4.悪い行動を教える工夫

どうしてもさせたくない悪い行動を教えたい場合には、行動の直後に罰を与えてその行動をしたがらなくするという方法を使うこともあります。

ただし、猫を怖がらせるような、信頼関係を大きく損なう罰はいけません。飼い主さんとの信頼関係を損なわないのが陽性強化法の考え方なので、罰に関してもこの考え方は守りましょう。

最も理想的なのは、罰を使わずに教えることです。そのためには、猫が悪い行動をできないような環境を作った上で、陽性強化法を適用するのがおすすめです。

例えば家具での爪とぎをやめさせたい場合、家具に爪とぎ防止シートを貼ったり、爪をとぐ直前に飼い主さんが大きな声で「ダメ」と一喝したりして行動を制止します。そして家具の近くに設置した爪とぎ器を使ったら、すぐにほめます。

「できない」と「ほめる」をペアで実施するのがポイントです。

まとめ

ご褒美のおやつをもらう猫

猫の陽性強化法を成功させるポイントとして、行動の直後にほめることを繰り返す、その子にとって魅力的なご褒美を用意する、ほめる行動や言葉に一貫性を持たせる、悪い行動をさせない工夫をする、をご紹介しました。

愛猫の性格なども考慮した上で、無理強いせず、焦らずに根気よく教えていくことで、信頼関係を損なわずに良い行動をたくさん引き出してあげましょう。

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