『フライングキャットシンドローム』を知っていますか?猫の落下事故につながる危険な行動

2025-02-06 16:00

猫は高いところが好きです。飛び降りてもけがをすることなく着地できます。しかし、建物の2階以上の高さから突然飛び降りてしまうことがあるのです。「フライングキャットシンドローム」について原因や防ぐ方法などをご紹介します。

フライングキャットシンドロームとは

飛び降りる長毛の猫

フライングキャットシンドロームは、猫が2階以上の高いところから突然飛び降りてしまうことをいいます。ハイライズ症候群、猫高所落下症候群とも呼ばれることがあります。一度飛び降りた猫が再度飛び降りることがあるので「症候群」と呼ばれています。

猫は身体能力が優れているので、高いところから飛び降りても上手に着地することができます。しかし、高すぎるところから飛び降りると、けがをしたり命を落としたりすることもあるのです。胸や頭、足の外傷や骨折、肺挫傷、脱臼、ショックなどが起こり、後遺症が残ることもあります。

落下により亡くなるのは4~7階が一番多く、8階以上になると生存率が上がるというデータがあります。地面までの距離があると、体を広げて空気の抵抗を受けながら落下して、足から着地できるように体勢を整えることができるため生存率が上がると考えられているようです。2~7階の高さでは、体勢を整える時間が少ないので死亡率が上がると考えられています。

フライングキャットシンドロームの原因

外を見ている猫

猫が高いところから飛び降りてしまう原因は、鳥や虫など他のことに気を取られた、高さの認識ができていなかった、足が滑ったなどが考えられますが、はっきりとした原因は分かっていません。失敗して落ちるというよりも、自ら飛んで落下してしまうことが多いようです。

フライングキャットシンドロームを防ぐには

ネットがある窓から外を見る猫

ベランダに猫を出さない

落下させないためにベランダに出さないようにしましょう。「いつも出しているけど大丈夫」と思っていても突然の行動を防ぐのは難しいです。ハーネスをつけていても過信は禁物です。

脱走対策をする

窓を開けっ放しにしないようにします。網戸は猫が爪を引っ掛けて開けたり、体当たりで外れたりすることがあります。補助鍵を使って必要以上に窓が開かないようにしたり、脱走防止柵を設置したりして猫が外に出るのを防ぎましょう。

避妊・去勢手術をする

繁殖や縄張り意識が原因で外が気になってしまうことがあります。春や秋に飛び降りる猫が多く、発情期が関係しているのではとも言われています。手術を受けることで、繁殖に関わる行動をしなくなり、外にいる猫の気配をあまり気にしなくなります。また、行動範囲も狭くなるので、脱走やフライングキャットシンドロームを防ぐ可能性があります。

室内の高いところに登る猫も注意

フライングキャットシンドロームは高いところへの興味が強い猫に多いと言われています。家具やカーテンレール、階段の吹き抜けなどから飛び降りて骨折する猫もいます。足場をつけて飛び降りないようにしたり、吹き抜けのような高所には落下防止のネットを張るなど対策をしましょう。

まとめ

カーテンレールから飛び降りる猫

猫が突然高いところから飛び降りてしまうフライングキャットシンドロームは原因が分かっていません。一度飛び降りた猫は繰り返すと言われています。脱走対策や落下防止などをして猫を守りましょう。

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