あなたは知っていた?アメリカ生まれの「オオカミ猫」リコイの不思議な魅力

2025-02-07 06:00

オオカミの外見をもつ「リコイ猫」は、2011年に新しい品種として米国で誕生しました。独特の外見と活発で自立した性格から、世界中に熱心なファンがいますが、まだ個体数は少なく今後の繁殖拡大が期待されます。

世界中にファンがいる新種

背を伸ばしたリコイ猫

「オオカミのような猫」といわれるリコイ(ライコイとも呼ばれる)をご存じですか?ギリシャ語で「オオカミ」を表す「Lycos(ライコス)」から名づけられました。

リコイは米国人Johnny Gobbleの手によって2011年に新しい品種として誕生し、国際猫協会(TICA)に登録されました。現在は世界中にファンのいる人気の希少種になっています。

リコイの体には、ローン柄(通常の黒色の毛に白い毛が混ざったもの)の毛のある部分と脱毛している部分が混在しています。赤ちゃん猫のときは普通の毛並みで、ほかの子猫と同じように見えますが、生後約1~2週間後に体毛が抜け始めるのです。その後数週間たって「メラニン色素が不足した白っぽい毛」と「固くて黒っぽい毛」が生え始め、生後3~4ヵ月で完全にリコイらしい外見になります。

毛はとても柔らかい絹のようですが、換毛を繰り返して白っぽくなったり黒毛がちになったりと変化していきます。このため個々のリコイの姿はさまざまで、スフィンクス猫のように無毛に見えることもあれば、ほぼ完全に毛皮で覆われている場合もあります。

共通しているのは耳と鼻の部分に毛がなく、ローン柄の体毛をもち、足の毛がまばらなことです。毛色は黒っぽく、このために「オオカミ猫」のように見えるのです。

頭がよくて活発な猫

こちらを見つめるリコイ猫

リコイは、部分的に毛がないため、爪や耳の中に脂がたまることがあります。飼い主は布で爪を拭き、定期的に耳を掃除してあげる必要があります。皮膚の露出が多いリコイには、寒さや日光から守る方策も必要です。夏に日焼けしやすく、冬に毛が厚くなることが知られています。

人間のそばにいて、なでられたり遊んでもらうのが大好きです。しかし、すぐに飽きて別のものに興味を移し、人のそばから離れていきます。子供やほかの猫に対して警戒することもあります。とても頭がよく、自分がその家の王様で、すべてを見守るのが義務であるかのようにふるまうこともあります。

活動的でエネルギーに満ちていますが、すぐに疲れるためによく休みます。複数のリコイが同居している場合、「群れ」のように遊んだり追いかけっこをしたりする傾向もあります。こうした行動から「犬に似た猫だ」ともいわれることがあるのです。

飼育数はまだ限定的

リコイの子猫

リコイを見てファンになり「どうやれば飼えるのか?」と尋ねる人々がいます。実は「猫をオオカミのような容姿にする遺伝子」は劣勢遺伝子(形質があらわれにくい遺伝子)であるため、ペットにできるリコイの数はまだ限られています。この状況を利用して、リコイといつわって別の猫を売ったり代金をだまし取ったりする詐欺も見られるので、注意が必要です。

健康的なリコイを誕生させるためには、できるだけ同種の遺伝子同士の交配を避ける必要があります。まれに野良猫のリコイが発見されることがあり、そうした猫が繁殖に利用されることもあります。今後リコイの数を増やすためには、さらなる異種交配が必要だといわれています。

出典:All About the Lykoi Cat Breed

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