旬の果物『いちご』愛猫が盗み食いしちゃった!猫への影響を解説

2025-03-26 11:00

猫がいちごを盗み食いしてしまったけど大丈夫なの?結論から言うと、少量なら問題ありません。ただしたくさん食べてしまった場合は、健康を損なう恐れがあるため注意が必要です。今回は、猫がいちごを食べてしまった際の影響について解説します。

そもそも猫はいちごを食べても大丈夫?

手に持ったいちごを見つめる猫

少量であれば猫がいちごを食べても、中毒を起こすことはありません。そのため猫もいちごを食べることができます。

ただし糖分が多く含まれていること、キシリトールが含まれていることを考えると少量にとどめておくのが賢明です。

盗み食いでは、飼い主さんが量をコントロールすることができないため、食べ過ぎてしまう可能性があります。食べられないように片づけておくようにしましょう。

猫がいちごを食べたときの影響とは?

いちごをなめる猫

猫がいちごを食べてもほとんどの場合は心配無用です。しかし猫の体質や食べてしまった量によっては健康に影響を与える可能性があります。

アレルギーをおこす場合がある

猫にとっていちごは比較的安全な食べ物ですが、アレルギーを起こす可能性はゼロではありません。

いちごは水分量が多く、アレルゲンとなるタンパク質がそもそもあまり含まれていません。そのため、猫のいちごアレルギーはまれだと考えられますが、アレルギーがある猫がいちごを食べてしまったときには、以下の症状に注意が必要です。

  • 下痢嘔吐
  • かゆみ
  • 元気消失
  • 目の充血
  • 呼吸障害
  • 意識障害

いちごを食べてしまったあとにこれらの症状が見られたら、いちごアレルギーの可能性があります。呼吸障害、意識障害などの重篤な症状を起こすリスクは少ないとされていますが、ゼロではありません。

なかには、最初は大丈夫でも食べつづけることでアレルギーを発症する猫もいます。最初は大丈夫だったからと油断せずに、盗み食いされないように対策をおこないましょう。

キシリトール中毒の原因になる?

いちごにはキシリトールが含まれているため食べ過ぎには注意が必要だと言われています。

猫がキシリトールを摂取した場合の影響については、はっきりしたことはわかっていませんが、犬がキシリトールを摂取すると以下の症状が見られるでしょう。

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 虚脱
  • 痙攣
  • 運動失調
  • 肝機能障害
  • 昏睡状態

これは犬の場合ですが、猫のキシリトール中毒については十分な情報がないため、同様のリスクがあると考えらて気をつけるに越したことはないです。

少量ならいちごを食べても問題はありませんが、安全のためにも食べられないように管理しましょう。

便秘や下痢を引き起こす可能性がある

いちごには、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の両方が含まれており、便秘を解消する効果が期待できます。

その一方で、いちごを食べすぎると下痢や便秘を引き起こす可能性があるため注意が必要です。不溶性食物繊維を摂りすぎると便秘に、水溶性食物繊維を摂りすぎると便が柔らかくなると言われています。

不溶性食物繊維と水溶性食物繊維はバランスよく摂取することで、腸内環境を整え、健康的な排便をサポートしてくれるでしょう。

まとめ

カップに入った山盛りのいちごと猫

猫も少量であればいちごを食べることができます。ただしたくさん食べてしまったときは注意が必要です。キシリトール中毒や嘔吐・下痢の原因になってしまう可能性があります。

そのため量をコントロールできない盗み食いには注意が必要です。残ったいちごはすぐに片付けるようにしましょう。

また日頃から人間の食べ物を与えないようにすることで、盗み食いのリスクを減らせる可能性があります。愛猫といっしょに美味しいものを楽しみたいという飼い主さんもいらっしゃるかもしれませんが、誤食防止の意味合いでも、なるべく与えないようにしましょう。

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