猫が絶対ノッてくる『上手な遊ばせ技』選 チョウチョやネズミ…観察すべき生き物も!
猫は、おもちゃの動かし方ひとつでノッてくることもあれば、しらけることもあります。そこで猫のテンションがあがる遊ばせ技をご紹介。また『生き物』の動きを観察すると、「遊ばせ名人」になれるかもしれませんよ。
1.あえて「音」だけさせる

猫の五感で最も優れているのは「聴覚」です。聞き取れる音域(可聴域)も広く小さな音でもキャッチできるため、猫は『虫の足音も察知できる』とされています。
よって、猫を遊ばせるときにはまず「何かいるぞ…!」という発見を耳で察知させてあげるのがコツです。猫の遊びは『狩猟本能』の名残なので、いきなり獲物を見せるよりも、自分で獲物を見つけるシチュエーションからはじめてあげるとよいでしょう。
たとえば、猫から見えない位置で、おもちゃを壁にこすったり、紙袋やビニール袋の上で猫じゃらし棒を動かしてみたり。またスーパーボールを転がして音をたてるのも有効です。「カサカサ」「ガサガサ」「コロコロ(動いていく音)などの音に猫は、「獲物がいる!」と気持ちを高揚させますよ。
2.「チラリズム」(獲物を想像させる)

ふとした瞬間、ほんの少し見えたものに心が奪われるという原理を「チラリズム(造語)」といいます。人間界ではよく男女間にみられる「モテテク」としても知られていますね。
そんな「チラリズム」は、実は猫の狩猟本能も刺激できます。たとえば、布の下でモゾモゾとおもちゃを動かすとしましょう。おもちゃ(獲物)の姿は全く見えないのに、猫は「何かいる…!」と、全身の神経を研ぎ澄ましてそれに集中するのです。
先述した「音だけを聞かせる」方法に類似しますが、おもちゃ(獲物)の姿がほとんど見えない状態にもかかわらず、猫は目をまんまるくするはずですよ。
3.速度を変える

おもちゃを動かすときは、速度に変化をつけるのがコツです。横に移動させる場合は、最初はゆっくりと進み、急に加速するといった感じです。
特に、愛猫に近づくときは「ジリジリ」と遅く動かし、目の前を通過するときだけ瞬間的にスピードアップするのが有効。理由はおそらく、「獲物が近づいてきてソワソワしていたのに、目の前で急に逃げ出す」という狩りのシチュエーションが再現されているからでしょう。
4.這って逃げるような動作

冒頭でも解説しましたが、猫はおもちゃに「獲物」を重ねて見ています。よって、猫と遊んであげるときには「獲物(生き物)」のような動作に興奮するのです。
よって、おもちゃを動かすときは、「床を這うように」「ズリズリと」「曲線を描きながら」などが有効でしょう。
また猫は木に登ることも好きです。よって、キャットタワーの柱をよじ登るような動きをおもちゃで再現すると、猫は大興奮してよじ登って追いかけますよ。
ちなみに野生で暮らしていた頃の猫は、狩った獲物を木の上で食べていました。
観察すべき生物

ここまで紹介した方法に共通することは、「狩猟」のシチュエーションを再現すること。実際に狩りをしているような体験をさせてあげられれば、きっとほとんどの猫はノッてくるはずです。
だからこそ、猫を興奮させるためには、身近な生き物を観察することが近道でしょう。要は猫が狩猟の対象としてみる生き物の動きに注目し、オモチャを使って似たような動きを再現してあげるのです。
観察すべき生き物を例にあげると、ネズミのチョロチョロとした動きや、ピクッピクッと動いたりバサバサと飛んだりする鳥、ひらひら舞う蝶や暗い場所でカサカサと動くゴキブリ、またチョコッチョコッと移動する小さな蜘蛛もそうですね。
このほかにも、セミやバッタ、カエル、生え、蚊、カナブンやカメムシなど、小動物から昆虫まで多岐にわたります。中には目を背けたくなる虫もいるかもしれませんが、「未知の動き」をマスターするチャンスかもしれません。今は動画サイトでチェックすることができるので、観察といっても簡単ですよ。
まとめ

猫がノッてくる遊び方のヒントは、一環して「狩猟本能をくすぐること」であることがわかりました。
ここではオモチャの動かし方に焦点をあてて紹介しましたが、他にも「薄暗い時間を選んで遊ぶ」「日中なら部屋を暗くする」、おなかが減っているタイミングを狙うなど、狩猟の再現をする条件はいろいろありますよ。
完全室内飼育だからこそ、猫と遊んであげるのは飼い主さんの大切な役割です。猫にとってもストレス解消や運動など必要な時間となりますし、なんといっても最愛の猫とコミュニケーションになります。ぜひご自身の愛猫が「絶対喜ぶ遊ばせ方」をみつけてくださいね。
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